どう知る?どう使う?健康・医療情報

医師・薬剤師は「頼る」より「活用する」

北澤京子・医療ジャーナリスト/京都薬科大学客員教授
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 3月下旬に一般社団法人くすりの適正使用協議会など6団体が「共同ステートメント」を発表し、健康や医療、医薬品に関する情報を一般市民が正しく理解するため、専門家、つまり医師や薬剤師を活用してほしいと呼びかけました。もちろん、専門家はよい情報源ですが、専門家にただお任せしていればよいわけではありません。

医療に関する6団体が声明を発表

 一般社団法人くすりの適正使用協議会(以下、協議会)は、医師が処方する薬について、患者向けに分かりやすい説明書(くすりのしおり)を開発し、普及させる活動を行っている団体です。インターネットで検索もでき、よい情報源の一つとなっています。

 協議会は3月末、日本医師会、日本薬剤師会、日本製薬工業協会、日本医学ジャーナリスト協会、ささえあい…

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北澤京子

医療ジャーナリスト/京都薬科大学客員教授

きたざわ・きょうこ 医療ジャーナリスト、京都薬科大学客員教授。著書に「患者のための医療情報収集ガイド」(ちくま新書)、訳書に「病気の『数字』のウソを見抜く:医者に聞くべき10の質問」(日経BP社)、「過剰診断:健康診断があなたを病気にする」(筑摩書房)