
緑がまぶしい季節になると、聞こえてくるお決まりのフレーズ。「夏のバカンス、どこ行くの?」
パリ地域は4月半ばから2週間の学校休みが終わったばかりだが、今年の5月は、8日の第二次世界大戦の戦勝記念日、10日のキリスト昇天祭(毎年変動)、21日のペンテコステ(五旬祭、毎年変動)と、祝日が3日ある。休日にはさまれた平日を休みにして連休を取る人も多く、すでに夏休みの序章といった感じだ。
学校は、約2カ月の夏休みのほか、国内をA、B、Cの3ゾーンに分け、たびたび休みが入る。パリが含まれ…
この記事は有料記事です。
残り2754文字(全文2995文字)

竹内真里
パリ在住ライター
1978年千葉県生まれ。2000年から2002年までフランス南部マルセイユに滞在。その後、東京や香港でライターとして取材・執筆に従事。2015年に再びフランスへ。現在はパリ市内でフランス人の夫、娘と暮らしながら現地情報を発信している。