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風邪の特効薬か!ウイルス複製防ぐ物質開発

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 英国の研究グループが、風邪に効く候補物質を開発したと発表した。ヒトの細胞を用いた実験で、この物質によって風邪の原因となるライノウイルスの複製を阻害し、ウイルスがヒトの細胞を支配するのを防ぐことに成功したという。

 この研究は「Nature Chemistry」5月14日オンライン版に掲載された。

 研究を率いた英インペリアル・カレッジ・ロンドンのEd Tate氏は、「風邪は多くの人にとってただ不都合なだけのものだが、ぜんそくや慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの疾患のある人にとっては重篤な合併症を引き起こすこともある」と述べ、「このような薬剤は、感染初期に投与すれば極めて有益であると考えられ、われわれは薬剤がすばやく肺に到達するように吸入剤の開発に取り組んでいる」と付け加えている。

 風邪を引き起こすウイルスには何百種類もの変異株が存在し、急速に進化して薬剤への耐性を獲得するため、…

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