就職面接で右耳は聞こえることを説明する鈴愛=NHK提供
就職面接で右耳は聞こえることを説明する鈴愛=NHK提供

特集・ニュース医療プレミア特集

朝ドラ主人公の「難聴」予防接種をすすめる理由

中村好見 / 毎日新聞 医療プレミア編集部

おたふくかぜと難聴【中編】

 NHK連続テレビ小説「半分、青い。」のヒロイン楡野鈴愛(にれの・すずめ)が左耳を失聴した「ムンプス難聴」。最近、おたふくかぜにかかった人の数百人~1000人に1人が発症する「まれ」な病気ではないことや、大人の発症も珍しくないことがわかってきました。唯一の予防法はワクチン接種ですが、日本では原則、全額自己負担の任意接種のままで、接種率も3~4割にとどまっています。一部または全額を助成する自治体も増えていますが、断続的な流行を抑えるとされる接種率8~9割にはほど遠いです。なぜこのような事態になっているのでしょうか。

この記事は有料記事です。

残り2630文字(全文2902文字)

中村好見

中村好見

毎日新聞 医療プレミア編集部

なかむら・よしみ 1984年生まれ。2008年に毎日新聞社へ入社、高松支局、和歌山支局を経て15年から医療プレミア編集部。幼少時に家族がくも膜下出血で倒れた経験から、医療とそれを取り巻く社会問題に興味を持つ。関心のあるテーマは公衆衛生、根拠と語りに基づく医療など。twitter:@yoshimi_nakamu

イチ押しコラム

無難に生きる方法論
 

子どもの肩こりとぜんそくは「不登校サイン」かも

 不登校の子どもの治療をしていると、患者とその親の知り合いやうわさを聞きつけた人から「うちの子どもも治療してほしい」と頼まれること…

実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-
 知られたくない恋もある

麻疹・風疹防ぐには「私生活公開」よりワクチンで

 2016年夏をほうふつさせるような麻疹の流行が広がっています。日本は15年に世界保健機関(WHO)から「麻疹の排除状態」にあると…

理由を探る認知症ケア
 

「お風呂には入りません」拒否行動の真の理由は

 ◇デイサービスでお風呂を断るNさん 軽いアルツハイマー型認知症のNさん(80代女性)は、長女一家の隣の家で1人暮らしをしています…

ボストン発 ウェルエイジング実践術
 ファストフードも「超加工食品」の一種だ

大人気だが寿命を縮める?「超加工食品」とは

 「超加工食品」という言葉をご存じでしょうか。大ざっぱにいうと、大量生産されてさまざまな加工が施され、調理しなくても簡単においしく…

超高齢化時代を生きるヒント
 

技量も経験もない「かかりつけ医」という幻想

 「かかりつけ医を持ちましょう」――。こんな言葉を聞いたことがあると思います。厚生労働省や医師会は、かかりつけ医を持つことを推進し…

Dr.米井のアンチエイジング・セルフチェック チャートでわかる、あなたの機能年齢 北海道大学COI×医療プレミア