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果物は肥満、高血糖、動脈硬化を改善する

 果物は「体にいい」といわれるものの、ちまたでは「甘いから太る」「血糖値を上げる」というイメージもあります。ところが最新の研究で、むしろ果物を食べたほうが肥満や高血糖を改善するということがわかってきました。果物についての間違った認識を改め、積極的に食生活に取り入れてみませんか?

果物にまつわる「誤解」

 日本は、世界的に見ても果物の消費量が少ない国です。とくに20~40代の若い世代、働き盛りの世代は、果物をあまり食べない傾向にあります。

 なぜ食べないのか。それは、果物に対して「血糖値を上げる」「太る」「中性脂肪を増やす」というイメージがあることも大きいようです。ダイエットに関心のある若者、メタボリックシンドロームや動脈硬化など生活習慣病が気になる世代は、果物を敬遠しがちになります。しかし、果物を食べると「血糖値が急上昇する」「太る」「中性脂肪が増える」というのは、全くの誤解です。

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