病気を知る明日のきれいのつくり方

美肌維持 サビの次はこげ(糖化)にも注意

山下理絵 / 湘南藤沢形成外科クリニックR総院長

 6月末の土曜日に、日本美容外科学会で沖縄に行ってきました。この週末は台風7号が沖縄に接近中でした。私は土曜日の夜には無事、自宅に戻りましたが、一晩ゆっくりして日曜日戻りを予定していた先生方は、飛行機の運休で足止めを余儀なくされ、翌月曜日をやむなく休診にされたようです。

 思い起こせばこれまでも、いろいろなトラブルを回避してきました。世界を震撼(しんかん)させた2001年9月11日の米同時多発テロの直前、私は今では日本でも有名なドクターオバジのクリニックを訪問していました。その帰りの便は、台風接近のためなかなか着陸できず、成田上空で2~3時間旋回。その間、飛行機は激しく揺れることもあり、結構怖くて、なんてついてないのかなーと思っていました。ところが、無事に着陸し家に帰ってテレビをつけると、ハイジャックされた航空機がワールド・トレードセンター(WTC)に突入する衝撃的な映像が映し出されていました。私は、日本での仕事があるため遊びに行かずさっさと帰ってきたのですが、一緒に行った先生は、空港閉鎖などの影響で10日間も米国で缶詰めにされました。あれから17年、友人を亡くしてもいるので、メモリアルには何度か現地に行きました。

 最近は関係ない人を巻き込む理不尽な事件が多くて、怒りとともに、巻き込まれずにすんだ人からは「運が良…

この記事は有料記事です。

残り1711文字(全文2275文字)

山下理絵

山下理絵

湘南藤沢形成外科クリニックR総院長

やました・りえ 2018年4月から湘南藤沢形成外科クリニックR総院長。外傷や再建、腫瘍など形成外科の診療はもちろんのこと、子供のあざやしみなどのレーザー治療では定評があり、多くの講演や教育を行っている。最近では、幹細胞を用いた乳房再建を行い、ウーマンライフのQOLの向上にも努めている。趣味と実益を兼ねたライフワーク「癒やしと美肌」への探究心は、1泊3日の過激な海外出張へも駆り立てる。信条は「気になるものは、まず自分で試す」。前職は湘南鎌倉総合病院の形成外科・美容外科部長、形成再生医療センター長。湘南藤沢形成外科クリニックR

イチ押しコラム

旅と病の歴史地図
海外に向かう人たちで混雑する国際線の出発カウンター=愛知県常滑市の中部国際空港で2018年8月10日、大西岳彦撮影

飛行機内と空港 感染症リスクが高いのはどちら?

 ◇韓国で3年ぶりにMERS患者が発生 韓国の保健当局は9月8日、中東クウェートから帰国した61歳の韓国人ビジネスマンが中東呼吸器…

無難に生きる方法論

便利家電と「女性のうつ」の深い関係

 女性のうつ病の初発症状には、「夕食の献立を思いつかない」が多い。特に専業主婦に起きやすいとされる。本人ではなく家族が気づいて受診…

医をめぐる情景

「失恋でうつ」の友人を励ますのはいけないこと?

 ◇楽曲「元気を出して」(1984年) 竹内まりやが作り、歌った「元気を出して」は、失恋して落ち込んだ女友だちを女性が励ます歌だ。…

人類史からひもとく糖質制限食

「正常範囲内の高血糖」でも全がんリスクが高まる

 国立がん研究センターがん予防・健診研究センター・予防研究グループが2015年、興味深い論文を発表しました。翌年には英文医学雑誌に…

超高齢化時代を生きるヒント

アルバイト医師が回す「在宅医療クリニック」の闇

 医学部5年生だった1989年の夏休み、私は実家近くにあるM先生のクリニックで1週間の実習をしていました。晴れて暑い水曜日の午後、…

Dr.林のこころと脳と病と健康

演技性パーソナリティー障害のうそが肥大する土壌

 ◇うそつきは病気か【5】 自分を実際よりよく見せるためにうそをつくのは、誰でもある程度までならすることです。ではそういう普通の人…

Dr.米井のアンチエイジング・セルフチェック チャートでわかる、あなたの機能年齢 北海道大学COI×医療プレミア