開眼!ヘルシーアイ講座

あなたは大丈夫?失明の危険もある「病的近視」とは

栗原俊英・慶應義塾大学特任准教授
  • 文字
  • 印刷

 目の異常として真っ先に思いつくのが近視ではないでしょうか? 近視のために眼鏡やコンタクトレンズを使っている人は多いと思います。裸眼視力が良くないことは不便であることに間違いありませんが、多くの場合、眼鏡をかければ、眼鏡を必要としない人たちと変わりない視力を得ることができます。一方、近視のうち、眼鏡をかけても視力が出なくなり、最悪の場合失明に至る「病的近視」という病気に進行する人がいます。

 決して珍しい病気ではなく、2005年度の報告では障害者手帳の新規交付数から推察される、日本人の失明…

この記事は有料記事です。

残り2776文字(全文3022文字)

栗原俊英

慶應義塾大学特任准教授

くりはら・としひで 2001年に筑波大学医学専門学群卒業後、同年、慶應義塾大学医学部眼科学教室入局。09年、慶應義塾大学大学院医学研究科修了(医学博士)、09~13年米国スクリプス研究所研究員。帰国後、13年に慶應義塾大学医学部眼科学教室助教、15年に同教室特任講師を経て、17年から同教室特任准教授。網膜硝子体が専門。慶應義塾大学病院で網膜硝子体外科外来、メディカルレチナ外来を担当すると共に、医学部総合医科学研究センター光生物学研究室(栗原研究室)で低酸素環境における網膜の反応、光環境に対する生体反応を中心に研究を展開する。