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知っておきたい 骨粗しょう症のリスク

福島安紀・医療ライター
 
 

 骨粗しょう症の人が増えている。「骨粗鬆(そしょう)症の予防と治療ガイドライン2015年版」によると、骨粗しょう症の患者数は全国で1280万人と推計され、その約8割にあたる980万人が女性だ。進行すると背中の骨が知らないうちに折れたり、脚の付け根が折れて寝たきりになったりするが、女性の場合、早い人なら40代後半か50代で骨粗しょう症を発症する。将来、骨折で介護が必要にならないためにはどうしたらいいのか。日本骨粗鬆症学会前理事長で、そうえん整形外科・骨粗しょう症・リウマチクリニック院長の宗円聡(そうえん・さとし)さんに聞いた。

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医療ライター

ふくしま・あき 1967年生まれ。90年立教大学法学部卒。医療系出版社、サンデー毎日専属記者を経てフリーランスに。医療・介護問題を中心に取材・執筆活動を行う。社会福祉士。著書に「がん、脳卒中、心臓病 三大病死亡 衝撃の地域格差」(中央公論新社、共著)、「病院がまるごとやさしくわかる本」(秀和システム)など。興味のあるテーマは、がん医療、当事者活動、医療費、認知症、心臓病、脳疾患。