
日本周辺の安全保障環境が厳しさを増しています。政治や経済、外交など、日本の針路を考えます。
- ピックアップ
- 新着記事
-
中国の偵察気球、日本に飛来したら「必要なら撃墜」 防衛相
2023/2/7 16:02 -
「最強の盾」超えるか? 突き進む「スーパーイージス艦」計画
2023/2/7 05:30 -
ホルムズ機雷掃海「唯一の例外ではない」 自衛隊海外派兵で防衛相
2023/2/6 18:55 -
防衛財源、国会論戦へ 増税巡り与野党で異論噴出
2023/2/3 20:23 -
防衛産業支援、装備品情報漏えいの処罰対象拡大 自民部会が法案了承
2023/2/3 18:30 -
馬毛島の基地建設「反対変わらない」 鹿児島・西之表市長
2023/2/3 16:07 -
防衛財源法案を閣議決定 税外収入4.6兆円確保 年度内成立目指す
2023/2/3 11:48 -
武力攻撃想定の海自・海保の共同訓練、早期実施へ 防衛相が方針
2023/2/3 11:24
連載
新着記事
-
中国の偵察気球、日本に飛来したら「必要なら撃墜」 防衛相
2023/2/7 16:02 487文字米国本土の領空に中国の偵察気球が侵入したことを巡り、浜田靖一防衛相は7日の記者会見で、日本で同様の事案があった場合に撃墜できるのかを問われ「(国民の)生命・財産を守るのに必要なことであれば、実施すると思う」と述べた。米政府は4日、南部サウスカロライナ州の沖合で中国の偵察気球を撃墜している。 日本の
-
「最強の盾」超えるか? 突き進む「スーパーイージス艦」計画
2023/2/7 05:30 1738文字陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の代わりとして、政府が検討するイージス・システム搭載艦2隻の規模や性能が固まりつつある。小型化・多機能化を追求し、将来的には迎撃が困難とされる極超音速滑空兵器(HGV)にも対応できるようにしたい考えだ。「最強の盾」と言われるイージス艦を超える「ス
-
ホルムズ機雷掃海「唯一の例外ではない」 自衛隊海外派兵で防衛相
2023/2/6 18:55 544文字浜田靖一防衛相は6日の衆院予算委員会で、武力行使のために自衛隊を他国領域に派遣する「海外派兵」について「武力行使の3要件に該当するのであれば許されないわけではない」と述べた。相手国のミサイル発射拠点などをたたく反撃能力(敵基地攻撃能力)の行使のための海外派兵は憲法上許されるとの考えも示し、政府が海
-
防衛財源、国会論戦へ 増税巡り与野党で異論噴出
2023/2/3 20:23 891文字政府は3日、防衛力の抜本的強化に必要な一部財源を確保する特別措置法案を閣議決定し、国会に提出した。2023年度から5年間の防衛費を総額43兆円程度に増やすため「防衛力強化資金」を創設するのが柱。野党は国家安全保障戦略など安保関連3文書と絡めた徹底した審議を要求。財源の不足分を増税で賄う政府方針には
-
防衛産業支援、装備品情報漏えいの処罰対象拡大 自民部会が法案了承
2023/2/3 18:30 671文字自民党の国防部会などは3日の合同会議で、防衛産業の基盤強化と装備品情報の保全に関する新法の法案を了承した。法案は装備品の開発・生産に関わる企業への支援策を盛り込む一方、装備品に関する秘密情報を外部に漏らした企業関係者への刑事罰の規定を拡大する内容。漏えいをそそのかしたり、手助けしたりする行為も処罰
-
-
馬毛島の基地建設「反対変わらない」 鹿児島・西之表市長
2023/2/3 16:07 676文字鹿児島県西之表市の八板俊輔市長は2日、共同通信のインタビューに応じ、同市・馬毛島での自衛隊基地建設に賛成できないとの考えを示した。基地反対を掲げて再選された2021年の市長選に触れ「選挙の時の思いは変わっていない」と述べた。一方、1月に始まった工事の中止は求めず、政府と協議を続けるとした。 馬毛島
-
防衛財源法案を閣議決定 税外収入4.6兆円確保 年度内成立目指す
2023/2/3 11:48 864文字政府は3日、防衛費増額の財源を確保するための特別措置法案を閣議決定した。2023年度予算案で4兆5919億円の税外収入を確保。これを複数年度にわたって防衛費に充てる枠組みとして「防衛力強化資金」を創設する。同日中に国会へ提出し、3月末までの成立を目指す。 防衛費は23~27年度の5年間で総額43兆
-
武力攻撃想定の海自・海保の共同訓練、早期実施へ 防衛相が方針
2023/2/3 11:24 270文字浜田靖一防衛相は3日の衆院予算委員会で、国家安全保障戦略など新たな安保関連3文書を踏まえ、日本が直接攻撃を受ける「武力攻撃事態」を想定した海上自衛隊と海上保安庁の共同訓練を早期に実施する方針を示した。その上で「海自と海保が連携を強化することは極めて重要だ」と述べた。 政府は3文書の一つ国家防衛戦略
-
防衛装備移転緩和、政府・自民が意欲 「殺傷性かかわらず可に」
2023/2/2 19:55 1255文字東アジアの安全保障環境が厳しさを増す中、政府・自民党は、友好国との関係強化などを目的とした防衛装備品の輸出・提供の制限緩和に前向きな姿勢だ。2日の衆院予算委員会では殺傷能力のある武器を輸出しやすくすべきだという同党議員の提案に対し、浜田靖一防衛相が与党側と調整を進める考えを表明。党内からは輸出促進
-
防衛装備輸出 「国内仕様」から脱却し海外で貢献できる性能に
2023/2/1 04:00政治プレミア 1621文字国の政策は単に防衛だけでなく、全体を見ながら将来的な国と国との結びつきを考えたうえで展開させる発想が非常に重要だ。 防衛装備品の輸出は、国際社会への貢献という観点から重要な政策的な手段として活用できる。外交・安全保障、そして経済安保の観点でも、他国との連携を深めるべきだと強く思っている。私が副防衛
-
-
「能動的サイバー防御」導入へ着手 政府、内閣官房に準備室設置
2023/1/31 19:15 392文字政府は31日、内閣官房に「サイバー安全保障体制整備準備室」を設置した。昨年12月に改定した国家安全保障戦略に明記した、サイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御」の導入に向けた法整備に着手する。将来的には内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)を改組し、司令塔組織に新編する方針だ。 松野博一
-
土地規制、5都道県58カ所で初の区域指定 利用状況の調査可能に
2023/1/31 17:52 684文字安全保障上重要な施設周辺や国境離島を対象とする重要土地利用規制法に基づく初の区域指定が2月1日、施行される。北海道、青森、東京、島根、長崎の5都道県の「特別注視区域」と「注視区域」の計58カ所で、政府は利用状況の調査が可能になる。特別注視区域では200平方メートル以上の土地売買契約が事前届け出制と
-
米軍新部隊の横浜配備 知事が受け入れ表明「安保環境厳しい」
2023/1/31 09:44 839文字神奈川県の黒岩祐治知事は30日、米軍が使用する港湾施設「横浜ノースドック」(横浜市神奈川区)への小型揚陸艇部隊配備を容認する意向を表明した。「中長期的に返還・縮小は求めるが、今の緊迫した安全保障環境では受け入れる」と述べた。5年ぶりに開催された在日米陸海軍トップとの意見交換会後、県庁で記者団の質問
-
「防衛増税」 国民の一体感を損なう
2023/1/31 04:00政治プレミア 1556文字2022年はロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮の異常な回数のミサイル発射、さらに台湾情勢などもあり、安全保障に対する国民の関心がこれまでになく高まった。 そのなかで防衛予算が増額されるが、財源として政府から「防衛増税」という言葉が飛び出してきた。国防には国家としての一体感が何よりも重要だ。これから防衛
-
首相「行財政改革で足りない分を」 防衛財源、増税に理解求める
2023/1/30 11:33 485文字岸田文雄首相は30日の衆院予算委員会で、防衛費増額に伴う増税に関し「財源調達の見通し、景気や賃金などの動向を踏まえて、税制措置の実施時期を柔軟に判断する」と表明した。財源確保については「行財政改革の努力を最大限行った上で、それでも足りない分は税制措置でお願いする」と述べ、増税に重ねて理解を求めた。
-
-
南西諸島防衛力強化「沖縄に説明を」 知事、防衛政務官に要請
2023/1/27 21:12 462文字沖縄県の玉城デニー知事は27日、防衛省で木村次郎政務官と面会し、政府が安全保障関連3文書に盛り込んだ南西諸島の防衛力強化について、地元への説明を求めた。「沖縄県に関わる事項も多く、丁寧な説明を求めたい」と述べた。米軍基地負担の軽減や、米軍機による事故の再発防止も訴えた。 木村氏は「政府の取り組みを
-
防衛財源のたばこ増税 対象は加熱式のみ?紙巻きも?
2023/1/27 06:00 2474文字防衛費を増額するための財源の一つとして増税が決まったたばこ税。「1本相当で3円」の引き上げ額は決まったが、具体的な対象や時期についての結論は持ち越された。与党税制調査会からは「加熱式のみ増税」との声が聞こえてくるが、結論はどうなるのだろうか。水面下の動きを追った。たばこは税金が半分以上 「一連の増
-
岸田首相、安保3文書改定プロセス「問題ない」 増税「協力を」
2023/1/26 18:19 642文字岸田文雄首相の施政方針演説に対する各党代表質問が26日、衆参両院の本会議で行われた。昨年末に閣議決定した国家安全保障戦略など安保関連3文書の改定について、首相は「国会においても、丁寧な説明を心がけてきた。進め方に問題があったと考えていない」と強調した。そのうえで、今国会に提出した防衛関係費を含む2
-
首相の師は「逸脱」というが…立憲・水岡氏、敵基地攻撃能力で質問
2023/1/26 12:14 468文字「総理は絶対に戦争はしないという決意と確信はあるか。まさか『戦争やむなし』と考えていることはないでしょう」 26日の参院本会議で立憲民主党の水岡俊一参院議員会長は、岸田文雄首相のかつての「政治の師」である古賀誠・元自民党幹事長がインタビューで語った「敵基地攻撃能力を持てば、完全に専守防衛を逸脱して
-
敵基地攻撃能力の保有 岸田首相「専守防衛から逸脱せず」
2023/1/26 12:13 561文字岸田文雄首相は26日の参院代表質問で、他国領域のミサイル基地などを破壊する反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有決定に関し「必要最小限度の自衛の措置であり、専守防衛から逸脱するものではない」と強調した。昨年末に閣議決定した国家安全保障戦略など安保関連3文書の改定プロセスについて「国会でも丁寧な説明を心が
-