任天堂が29日発表した09年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比34.5%減の5480億円、営業利益が同58.6%減の1043億円となり、4年ぶりに減収減益となった。06年末の発売以来、高成長を支えた据え置き型ゲーム機「Wii(ウィー)」本体の販売台数が同43%減の575万台と急減したことが影響した。会見した岩田聡社長は「上半期の不振を取り戻すのは難しいが何とか勢いを取り戻したい」と語った。
「ニンテンドーDS」シリーズの携帯型ゲーム機本体は前年同期比15%減、ソフトも同16%減とふるわなかった。厳しい事業環境が続くため同日、10年3月期の業績予想を下方修正し、売上高は従来予想より3000億円減の1兆5000億円、営業利益は同1200億円減の3700億円とした。
岩田社長は「Wiiは失速した」と率直に認め、「有力ソフトを連続投入できず、良いムードが冷えてしまった」と述べた。
任天堂は年末商戦の巻き返しに向け、Wiiを10月に5000円値下げし、「NewスーパーマリオブラザーズWii」などの有力ソフトを投入する。ただ、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)や米マイクロソフトも主力機を値下げして需要開拓に乗り出しているが、思うように成果は出ておらず、ゲーム機を取り巻く環境は明るくないようだ。【岩崎誠】
毎日新聞 2009年10月29日 20時54分(最終更新 10月29日 21時54分)
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