【バルセロナ大場あい】13年以降の温暖化対策を話し合う国連の特別作業部会で、アフリカ諸国が先進国の温室効果ガス削減目標の議論が進まないことを批判して協議を拒否し、2日から3日にかけて一部の交渉が中断した。12月の気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)を控え、応酬が続きそうだ。
アフリカ諸国が拒否したのは、京都議定書を離脱した米国が参加していない部会における先進国の削減目標に関する協議。多くの先進各国は、日本の「20年までに90年比25%減」のように、一定の条件をつけて中期目標を公表している。しかし、アフリカ諸国は2日、先進国の目標は不十分などと批判、同じ部会での他の交渉も拒否した。交渉が難航すると、公開の場から水面下での協議に移ることはよくあるが、協議そのものの拒否は珍しいという。
3日夜になり、削減目標に関する協議の時間を大幅に増やすことなどで合意、4日からの再開は決まったが、アフリカ諸国は今後も中断する可能性を明言している。アフリカ諸国を代表して発言したガンビアの交渉担当者は「最低40%の削減が必要だ」と話す。
毎日新聞 2009年11月4日 東京夕刊