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首相VS記者団とは

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 「首相VS記者団」は、首相に対するいわゆる「ぶら下がり」取材のやりとりをそのまま活字にして掲載しているものです。

 「ぶら下がり」とは、永田町に多く見られる取材方法の一形態で、記者団が取材対象者を囲み、立ち話形式でいろいろ質疑する、一種のミニインタビューのことです。少ない質問で短時間ながらもその時点で必要不可欠なことを聞き出す場として、通常の記者会見やインタビューとは差別化して使っています。取材対象が首相の場合は、ほとんどが首相官邸内で行われます。

 語源ははっきりしませんが、記者が対象者にぶら下がっているように見えたことから誰かがそう言い始め、いつの間にか定着したようです。ニュースに映像が必須のテレビ業界にとって特に重要な取材の場になっています。

 最近は、主に首相に対するものが「ぶら下がり」の代名詞となっています。「ぶら下がり」のやり方としては、かつては首相が官邸内や国会内を歩いて移動中に記者が共に歩きながら両脇から一問一答するのが主流でしたが、01年4月に就任した小泉純一郎元首相から、官邸内で時間と場所を固定して行う形になりました。テレビを通じて国民に直接訴えかけることで世論の支持を高める狙いがあった、と言われています。

 「ぶら下がり」に対する歴代首相の対応はそれぞれで、歩きながらのやりとりで当意即妙だったのは中曽根康弘元首相です。「ポンポンと木魚をたたくように聞くな」と記者団をけん制したこともありました。森喜朗元首相は失言を恐れ政権末期には記者の質問を一切無視、安倍晋三元首相は、就任当初「ぶら下がり」の回数を減らすようメディア側に求め、記者団との関係が一時ぎくしゃくしたこともありました。

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