島根女子大生不明:広島の山中で女性の頭部、平岡さんか

2009年11月6日 18時29分 更新:11月7日 2時28分

遺体発見現場付近に見える明かり=広島県北広島町の臥龍山の登山道で2009年11月6日午後6時24分、本社ヘリから西村剛撮影
遺体発見現場付近に見える明かり=広島県北広島町の臥龍山の登山道で2009年11月6日午後6時24分、本社ヘリから西村剛撮影

 6日午後1時45分ごろ、広島県北広島町東八幡原、臥龍山(がりゅうざん)(標高1223メートル)山頂付近で、キノコ狩りをしていた男性が女性の頭部を見つけ、110番した。広島県警は、10月26日から行方不明になっている島根県立大総合政策学部1年、平岡都(みやこ)さん(19)=島根県浜田市原井町=の可能性が高いとみて、身元の確認を急いでいる。広島・島根両県警は、頭部を切断して放置した死体遺棄・損壊容疑事件として捜査を始めた。

 捜査関係者によると、平岡さんの交友関係を捜査するなかで、行方不明後、連絡がとれなくなっている男性の存在が浮上。大学の先輩といい、所在確認を急いでいる。

 広島県警などの調べでは、見つかったのは女性の頭部で髪は長かった。腐敗は進んでおらず、顔に目立った傷はなかった。ほかに遺留物は見つかっていない。同県警が遺体の一部でDNA鑑定を行っている。頭部は、臥龍山山頂付近に通じる道路の終点にある車両転回場の約10メートルがけ下で見つかった。

 現場は、広島、島根県境付近の山間部で、周辺にはスキー場が点在し、大きな集落はなく、人けのない場所だった。

 島根県警浜田署などによると、平岡さんは10月26日午後4時半ごろからショッピングセンター内にあるアルバイト先のアイスクリーム店に出勤。午後9時すぎに退店してから行方が分からなくなった。

 ◇平岡さんの祖父「まだ何も聞いていない」

 この日夕、平岡さんの父旦(あきら)さんは、浜田市内で情報提供を求めるビラ配りに参加する予定だった。しかし、「遺体発見」の知らせに急きょ取りやめた。

 香川県坂出市府中町の平岡さんの実家では午後5時前、祖父がインターホン越しに応対し、「まだ何も聞いていない。無事を祈りたい」と話した。約1時間後、平岡さんの母親とみられる女性が帰宅し、無言のままうつむいて足早に家に入った。

 平岡さんが高校生のころ、アルバイトをしていた食堂を経営する新野百々子(ももこ)さん(52)は「一回言えば、すぐに仕事を覚える子。言った通りに動いてくれた。小柄なので無理しなくていいと言っても、まじめに働いてくれた」と絶句。「常連客と『はやく見つかればいいのに』と心配していた。信じられない」と涙声で話した。

 平岡さんが行方不明になる直前まで働いていた浜田市内のアイスクリーム店の女性店員は「大切な仲間がいなくなったというショックが大きすぎる」と言葉少なに話した。

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