酒井法子被告:「飯と梅干しで生活」の覚悟 関係者に

2009年11月9日 11時47分 更新:11月9日 14時50分

判決公判に臨む酒井法子被告=イラスト・大須賀友一
判決公判に臨む酒井法子被告=イラスト・大須賀友一

 衝撃的な逮捕から3カ月余り。芸能界薬物汚染を象徴する形になった覚せい剤取締法違反事件で、9日、東京地裁で元女優、酒井法子(本名・高相<たかそう>法子)被告(38)に有罪判決(懲役1年6月、執行猶予3年)が言い渡された。

 午前11時半、425号法廷。上下黒のパンツスーツ、黒のブラウス姿の酒井被告は、白いハンカチを右手に握りしめ証言台の前に進んだ。判決主文が読み上げられるとほとんど動かず、前方の村山浩昭裁判官を見つめた。「別の罪を犯すと執行猶予が取り消され、今回の懲役1年6月に加え新たな刑罰も科される。今後の生活が非常に重要」と語りかけられると、酒井被告はうなずいた。

 最後に「主文を自分で言ってみてください」と促された酒井被告は「懲役1年6月、3年の執行猶予です」とはっきりとした口調で答えた。「くれぐれも忘れないでください」と念を押されると、裁判官、検察官それぞれに深々と頭を下げ退廷した。閉廷まで約12分間。社会的影響を考慮してか同種事件では比較的長い判決公判となった。

 量刑について、検察幹部は「初犯であり更生に期待して執行猶予を付けるのは当たり前。猶予期間(3年)も妥当」と受け止めた。

    ◇

 親しい関係者は「9月17日に保釈された後、酒井法子被告に『芸能界への復帰は難しい』と指摘した」と明かす。無言になった酒井被告を「飯と梅干しでも3年や5年は食べていける」と励ますと、「それくらいの気持ちがなければいけませんね」と笑ったという。

 10月26日の初公判。酒井被告は「離婚しお互い更生する努力が必要だと思う」と涙ながらに語った。「福祉や介護を勉強し仕事として取り組んでいければ」とも述べ、今後の芸能活動には言及しなかった。【銭場裕司、安高晋】

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