富士見市の住宅街で、環境省の準絶滅危惧(きぐ)種に指定されるオオタカがヒヨドリを捕らえた瞬間を川越市藤間の日報連会員、菊地久二さん(64)が先月末、カメラに収めた。
菊地さんは10月29日の正午過ぎ、富士見市関沢3の住宅街をバイクで通った際、「キキッ」という野鳥の鳴き声を聞いた。空を見上げると、ヒヨドリが体長50センチほどのオオタカに追われている。すかさずバッグからカメラを出して望遠レンズを取り付け、路上に降り立ち鋭いつめでヒヨドリを押さえつける姿を撮影した。
シャッターを切ると、獲物をわしづかみにしてすぐ飛び去ったといい、菊地さんは「野鳥がえさを捕る場面は人気が高い。オオタカを写したのは初めて」と感激。県生態系保護協会の高橋衛調査部長(57)は「住宅街で撮影されるのは珍しい」と話している。【藤川敏久】
毎日新聞 2009年11月4日 東京朝刊