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大型ロケットH2B:打ち上げ成功 宇宙ステーション補給機を搭載

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国際宇宙ステーションにロボットアームを使って取り付けられたHTV=NASAテレビから
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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日午前2時1分、鹿児島県・種子島宇宙センターから、国産新大型ロケット「H2B」1号機を打ち上げた。約15分後、高度約290キロで国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を運ぶ無人補給機「HTV」を予定の軌道に無事投入。打ち上げは成功した。HTVは米スペースシャトルの退役後、ISSへ大型機材を運べる唯一の手段になる見込みだ。

 闇夜の中でH2Bは、まばゆい光を海に反射させ、ごう音を残しながら、南東方向へ上昇、雲の中へと消えた。固体補助ロケット、衛星フェアリング(覆い)、第1段ロケットを計画通りに順次分離。管制室にHTVの分離成功を告げるアナウンスが流れると、拍手がわき起こった。

 HTVは全長約10メートル、直径4.4メートル、重さ約10トンの円筒形。最大6トンの物資を積める。内部を1気圧、約20度に維持できる「与圧部」があり、将来の有人輸送機につながる性能を持つ。今後は遠隔操作で1週間かけてISSに接近(ランデブー)。

 18日朝、ISSのロボットアームを使ってドッキングする。今回は衣類、食料、ISS用の観測機器など4.5トンを積載している。補給物資の移し替えが完了する11月初旬には、ISS内の廃棄物などを積んで大気圏に再突入し、燃え尽きる。

 H2Bは国産大型ロケットH2Aに次ぐ国内最大の新型ロケット。全長約56メートル、重さ約530トン。JAXAと三菱重工業が約270億円かけて共同開発した。H2Aと同型のエンジンを2基束ね、打ち上げ能力は1・4倍に増強した。将来は、商業衛星打ち上げへの利用も計画されている。

 計画では、15年までに年1回、計7機をH2Bで打ち上げる。H2B1号機とHTV1号機の製作費、打ち上げ費用などを含めた総費用は約347億円。【川島紘一】

 2009年9月

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