【岐阜】高山市の観光名所「飛騨の里」の五阿弥(ごあみ)池で暮らす独りぼっちの雌のハクチョウ「タカコ」の婿探しが始まった。連れ添った伴侶を亡くし、もう8年余り独身生活。厳しい冬の訪れを前に、女性従業員は「連れ合いを見つけ、仲むつまじく過ごしてほしい」と1羽で寂しい日々を送るタカコに優しいまなざしを向けている。
五阿弥池へ初めてハクチョウがやって来たのは82年10月。友好都市の松本市から松本城築城400年記念として雄、雌1羽ずつ贈られ、「マツオ」「タカコ」と名付けた。タカコは2年後に老衰で死に、85年3月に名古屋城から譲り受けたのが現在のタカコ。マツオと2代目タカコは観光客らの人気を集めたが、98年10月、マツオが老衰のため死んだ。99年11月、富山県高岡市の古城公園動物園から2代目マツオを迎え入れたが、01年に急死してしまった。
以来8年間、ひとりぼっちで過ごすタカコ。市民からも「寂しそうなので連れ合いを早く見つけてあげて」という声が届いているという。指定管理者のトータルプランニングオフィス飛騨の西倉憲司社長(59)は「厳しい冬を前に何とか伴侶を見つけてやりたい」と話し、雄のハクチョウを探している。【奈良正臣】
2009年11月8日