年間の来場者が最も多かったのは開業翌年の1959年の約520万人。その後、来場者が減ったときもあったが、「昭和ブーム」とともに人気が復活。2006年度には320万人が訪れ、この年、開業以来の来場者が1億5000万人を突破した。
東京タワーの外観は、ほぼ5年に一度ぬりかえられている。使うペンキの量は3万4000リットル。ドラム缶(200リットル)170本分になる。よごれを落とした後、下ぬり、中ぬり、上ぬりと、すべて人がハケを使って行う。作業に約1年かかる。
夜空に東京タワーを浮かび上がらせるライトアップは1989年から行われている。特別展望台の上部に12灯、二つの展望台の間に40灯など176のライトで照らしている。色は年2回かわるが、イベントなどで特別な色になることも。電気代は1日2万5000円前後。
東京タワーは地中20メートルに達する直径2メートルの鉄筋コンクリートの柱32本に支えられている。約90メートルの風速にたえ、関東大震災以上の大地震にもたえられる設計になっている。伊勢湾台風(1959年)の時に、これまで最大の90センチ幅でゆれたという。
東京タワーは、東京の街の変わりようを半世紀も見守ってきたのね。
昭和30年代(1955~64年)は戦後の日本が大きく成長した時代だ。昭和33(1958)年にはプロ野球の長嶋茂雄選手(元巨人軍監督)がデビューし、新人王を獲得。皇太子さま(今の天皇陛下)と正田美智子さん(今の皇后陛下)のご婚約が発表されるなど、明るい話題が多かった。映画「ALWAYS 三丁目の夕日」(2005年)は昭和33年の東京が舞台で、建設中の東京タワーが背景に描かれた。1万円札も登場。子どもの遊びではフラフープが大流行し、テレビでは「月光仮面」が人気になった。
ニュースがわかる 2008年3月号
2008年5月14日