プロ野球・西武からドラフト1位指名を受けた超高校級左腕、菊池雄星投手(岩手・花巻東高)が9日、毎日新聞とのインタビューに応じ、日米20球団との交渉を経て「国内」に進路を絞ったいきさつや、プロ入団後の目標について現在の心境を語った。菊池は将来的なメジャー挑戦に意欲を示しつつも「日本を踏み台にすることは一切考えていない」と話し、「日本一になって、称賛されて、日本一愛される選手になりたい」と西武入りに向けた決意を口にした。【聞き手・安田光高】
--今の心境を。
◆責任を感じている。6球団に指名され、アメリカにも評価していただいて、結果が出なかったら申し訳ない。西武の期待に応えたい。
--この秋は日本で一番、大変な18歳だったと思うが。
◆監督さん、チームメート、親、たくさんの人に支えられた。その恩返しというか、迷惑をかけたので、結果で示したい。
--メジャーに行きたいと思ったきっかけは。
◆監督さんから「世界一の投手になれ」と入学時から言われていた。1年生の時からメジャーのスカウトが練習や練習試合を見に来てくれて、目指してみようと思った。
--日本球界に進路を絞った時の会見で涙を見せたが、緊張の糸が切れたのか。
◆いや、熱心に見に来てくれたスカウトの方もたくさんいて、期待を裏切って申し訳ないという思いからです。
--日米から話を聞いてプラスになったのは。
◆世界が広がった。アメリカのシステムも分かったし、必ず、あそこに行くんだという気持ちになれた。今後の人生に生きると思う。アメリカに行ってもいいという気持ちはあったが、一回、日本一になって日本の人に認められて、称賛されて、日本一愛される選手になって行くのがベストなのかなと思った。
--1年目の目標は。
◆体作り、投球術、コントロール、変化球を増やすとか、たくさんやることがある。1年目は体作りから。
--封印したメジャー行きについて、解かれるとしたら、どんな時か。
◆日本に残ると言った以上は、一切考えていない。日本を踏み台、ステップにすることは、今は一切考えていない。日本一の投手になった時に考えればいいと思っている。次のことを考える生き方はしたくない。
--日本一の投手とは。
◆数字にはこだわらない。誰からも非の打ちどころがない、負けた相手も納得させるような投手にならないと。そういう人間にならないと。投手としての能力も必要だけど、そのための取り組みもしようと思う。
毎日新聞 2009年11月10日 2時30分(最終更新 11月10日 2時30分)
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