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“政界のウラ”を読む

(8)自民と安倍首相 「ダブル一強」で欠ける緊張感

「桜を見る会」でアイドルグループのももいろクローバーZら芸能人と記念撮影する安倍晋三首相(中央)=東京都新宿区の新宿御苑で2015年4月18日午前9時38分、長谷川直亮撮影

 政治改革の嵐が吹き荒れたのは、今からおよそ四半世紀前のことだった。自民党長期政権は高度成長を実現し、日本を世界第2位の経済大国に押し上げることに成功した。だが、「権力は必ず腐敗する」の鉄則に違わず、政治家による金銭的な不祥事が続出した。是正を求める国民は「政治改革」を熱望した。金権政治と批判された田中角栄派の流れをくむ一派が、自民党を離党して新党ブームが起こり、政治も動いた。そこで出された結論は、緊張感ある政治状況を作り出すには、政権交代可能な2大政党制を出現させること、だった。英国を手本に小選挙区制が導入された。

 小選挙区制は(1)死票が多い。仮に投票数の49%を獲得しても相手方が51%を獲得すれば落選してしま…

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松田喬和

1969年、毎日新聞社入社。福島支局、東京本社社会部を経て1974年に政治部。横浜支局長、広告局企画開発本部長、論説委員を歴任。2004年4月から論説室専門編集委員。09年9月、民主党政権下で首相番を務め、「松田喬和の首相番日誌」を自民党の政権復帰まで連載した。14年4月から現職。TBSテレビ「ひるおび」の政治コメンテーターやBS11「インサイドアウト」コメンテーターも務める。

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