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参院選

改憲勢力3分の2焦点、アベノミクス問う…公示

参院選 焦点の議席数(定数242)

来月10日投開票

 第24回参院選(7月10日投開票)が22日、公示され、与野党は18日間の選挙戦に突入した。自民、公明両党は、来年4月の消費税率10%への引き上げを2年半延期する判断を含め、経済政策「アベノミクス」の路線継続を訴える。これに対し、民進や共産など野党4党は32ある改選数1の「1人区」すべてで候補者を一本化。「アベノミクスは失敗」と主張するとともに、憲法改正に前向きな勢力が改憲発議に必要な3分の2(162議席)に達するのを阻止したい考えだ。【古本陽荘】

 改正公職選挙法で選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられ、約240万人が新たに有権者に加わる初めての国政選挙となる。また、「1票の格差」是正の参院選挙制度改革で、人口の少ない選挙区を統合する合区が「鳥取・島根」「徳島・高知」で導入された。

 立候補の受け付けは午前8時半から比例代表は総務省、選挙区は各都道府県の選挙管理委員会で始まった。改選議席は定数242の半数で、選挙区73、比例代表48の計121。午後1時5分現在、選挙区222人、比例代表164人の計386人が届け出た。

 安倍晋三首相は増税再延期などの判断の「信を問う」とし、自公両党で改選過半数の61議席が勝敗ラインだと明言している。

 改憲の国会発議は衆参各院で3分の2以上の賛成が必要。与党は衆院で3分の2超を持つ。参院では、改憲に前向きな、おおさか維新の会(非改選5)と日本のこころを大切にする党(同3)に自公の非改選76を加えると、非改選の改憲勢力は84議席。参院選でこの4党が78議席を獲得すれば3分の2に達する。首相は選挙中は改憲を積極的には取り上げない考えだが、選挙後に衆参両院の憲法審査会を動かすとも発言。野党は安倍政権下での改憲阻止を共闘の柱の一つに掲げる。

 首相は22日午前、熊本市で「確かにアベノミクスは道半ばだがやめてしまえば4年前の停滞した時代に逆戻りする」と主張。公明党の山口那津男代表はさいたま市で「増税で実施予定だった社会保障の充実に可能な限り取り組む」と語った。

 民進党の岡田克也代表は甲府市で「3分の2を許せば必ず憲法改正、特に9条をやってくる。こういう道に踏み込ませてはならない」と訴えた。共産党の志位和夫委員長は東京都新宿区で「憲法を守るまっとうな政治を取り戻す」と述べ、おおさか維新の松井一郎代表は大阪市で「税金の使い方を見直す」と話した。社民党の吉田忠智党首、生活の党の山本太郎共同代表、こころの中山恭子代表、新党改革の荒井広幸代表も各地で遊説を始めた。

 参院選の選挙期間は通例17日間だが、沖縄戦の組織的戦闘が終結した「慰霊の日」(6月23日)を避けて公示を1日前倒しした。

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