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下関市長選

安倍首相お膝元で保守分裂へ 5日告示

衆院予算委員会で質問に答える安倍晋三首相=国会内で2017年2月27日午前10時59分、中村藍撮影

 安倍晋三首相のお膝元、山口県下関市の市長選(5日告示、12日投開票)が現職と、安倍首相の元秘書による保守分裂選挙の見通しとなっている。推薦を巡って自民党下関支部に亀裂が生じており、混戦も予想される。

 立候補を予定しているのは、3選を目指す現職の中尾友昭氏(67)と、いずれも元市議の前田晋太郎氏(40)、松村正剛氏(63)。中尾氏は下関唐戸魚市場の元専務で、市場が支援してきた地元の自民党参院議員、林芳正元農相に近い。前田氏は大学卒業後、安倍首相の秘書を7年半務めた。下関市は安倍首相の父晋太郎氏と林元農相の父義郎氏が選挙で争ってきた土地で「林氏と安倍氏の代理戦争」との声も漏れる。

 1月9日の安倍首相の新春の集い。来賓の中尾氏の目の前で前田氏が自民推薦候補として登壇し安倍首相と固く握手した。一方、中尾氏は2月19日の義郎氏の葬儀で「林芳正先生の力を借りながら継続して市政を担いさらなる発展を成し遂げる」と弔辞を読んだ。

 自民党下関支部は過去2回の市長選で推薦を出さなかったが昨年12月に前田氏推薦を決めた。現支部長の県議は安倍首相の側近とされる。推薦願を出していた中尾氏は政策協定に憲法問題が盛り込まれ「市長選になじまない。市民党でいく」と撤回。自民党市議団は「遺恨が残る」として自主投票を決めた。

 一方、これまで中尾氏支援だった松村氏は「市政が市民第一でなくなっている」と自ら出馬する。【上村里花】

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