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再選挙で八板氏が当選…米軍訓練移転反対派

 全6候補が法定得票に届かず再選挙となった鹿児島県西之表(にしのおもて)市(種子島)の市長選が19日投開票され、市内の無人島・馬毛島(まげしま)への米空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)移転に反対する元新聞記者の八板俊輔(やいた・しゅんすけ)氏(63)が、容認派1人を含む3人を破り初当選した。

     政府が進める馬毛島の用地取得手続きに対し市は関与する権限がないが島の港湾設備を管理するなどしており、八板氏の対応は移転計画に影響を与える可能性がある。八板氏は「国と馬毛島の地権者の用地取得交渉の推移を見守りながら、地元のためになる馬毛島の活用策を国に提案していきたい」と述べた。

     1月の市長選は、反対派4人、容認派2人の無所属新人6人が立候補したが、法定得票(有効投票数の4分の1)に達しなかった。再選挙には前回得票上位の4人が再出馬し、八板氏は騒音問題や事故の危険性に不安を抱く市民から支持を得た。容認派は米軍再編交付金などによる地域経済活性化を訴えたが及ばなかった。

     FCLP移転計画は2007年、米軍再編に伴う厚木基地(神奈川県)から岩国基地(山口県)への艦載機部隊移転計画に合わせて浮上。前市長は一貫して反対してきたが政府は訓練可能な自衛隊施設を馬毛島に整備するため用地買収手続きを進めている。【田中韻】

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