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国民代表選

玉木・津村両氏、自民と差別化も現実味薄く

記者会見冒頭で握手する国民民主党の津村啓介元内閣府政務官(左)と玉木雄一郎共同代表=東京都千代田区の日本外国特派員協会で2018年8月29日午後3時3分、藤井太郎撮影
国民民主党代表選 主張の違いは?

 国民民主党代表選(9月4日開票)に立候補した津村啓介元内閣府政務官(46)と玉木雄一郎共同代表(49)が、自民党総裁選を意識して存在感の発揮に懸命になっている。基本政策で大きな違いがない両氏は、子育てや性的少数者支援などでそれぞれ独自色を出し、党員以外にもアピールする。野党ならではの大胆な主張は支持率向上につながるか。

     津村氏「ほぼ同時期に自民党総裁選が行われようとしているが、次世代の与党を担う気概を持ち、新しい社会の価値観、生命観を提起したい」

     玉木氏「総裁選で議論から逃げる安倍晋三首相。われわれはけんかするぐらい議論する」

     29日の日本外国特派員協会での記者会見で、両氏はそろって自民党との違いを強調した。埋没を避けるため代表選の投開票日を総裁選の告示前に設定したが、注目度が高いとはいえない。

     両氏とも安倍政権の経済政策「アベノミクス」には批判的な立場だ。首相が消費税率10%への引き上げを2回延期したのに対し、両氏は2019年10月に予定通り引き上げるよう主張。国民民主党が掲げる「30年代原発ゼロ」目標の維持でも共通している。

     来年夏の参院選に向けた野党協力に関しては、玉木氏が共産党との連携に消極的、津村氏が「本気の野党共闘」と温度差があるが、参院選の「1人区」(改選数1)で野党候補を一本化する必要性は認めている。

     こうした姿勢には、代表選を通じて主張の違いが明らかになると、かえって党内がバラバラだという印象を有権者に与えかねないという配慮が透ける。

     とはいえ、2人が同じような主張を繰り返すだけでは、注目度は高まらない。

     そこで玉木氏が考えたのは第3子以降に1000万円を給付する「コドモノミクス」。29日の千葉市での街頭演説では「大胆な子育て支援の拡充策を講じていきたい。フランスではこれ以上のことをしている」と訴えた。

     一方、玉木氏と並んだ津村氏は「尊厳死、安楽死の合法化」を提案。「高齢化、核家族化が進む中、長寿国日本で議論をスタートすべきだ」と主張した。特派員協会では「将来的には同性カップル間の相続を可能にする」とも述べた。

     ただ、コドモノミクスには約1兆6000億円の財源が必要。生命倫理に踏み込む尊厳死合法化も実現のハードルは高い。コドモノミクスに対しては党内にも「言葉遊びで軽い」という声があり、主張に現実味をどう持たせるかが津村、玉木両氏の課題になっている。【遠藤修平、立野将弘】

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