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大阪都構想巡り火花 知事選候補予定2人がネット討論会

ネット討論会の収録で大阪都構想について語る吉村洋文氏(中央)と小西禎一氏(右)=大阪市阿倍野区で2019年3月15日午後7時3分、山崎一輝撮影

 大阪府知事と大阪市長のダブル選(4月7日投開票)で、知事選に立候補する大阪維新の会政調会長の吉村洋文大阪市長(43)と、自民党が擁立する元副知事の小西禎一氏(64)が15日、インターネット討論会に臨んだ。出馬表明後、顔を合わせた初の論戦で、「大阪都構想」を巡る考えの違いで対立したが、他の政策で大きな相違はみられなかった。

 大阪市を廃止・再編する大阪都構想について、吉村氏は「府と市の二重行政を無くし、住民サービスを拡充させる。大阪の成長に都構想は必要だ」と強調した。

討論会での両氏の主な主張

 これに対し、小西氏は「都構想の議論は終わっている。地方分権は基礎自治体優先の議論であり、市の廃止は流れに反している」と反論した。

 両氏がお互いに質問をし合う場面で、吉村氏が都構想の対案を示すべきだと迫ったが、小西氏は「大阪市内の分権を知事の立場で語るべきではない」と答え、擦れ違った。

 誘致が決まった2025年大阪・関西万博開催もテーマに。吉村氏は「モノでレガシー(遺産)を残すのでなく、最先端技術を体験し、生活に反映されていく大阪にしたい」。また、夢洲(ゆめしま)に誘致を計画するカジノを含む統合型リゾート(IR)は両氏とも賛成だが、小西氏は「ギャンブル依存症対策など懸念もある。府民の理解を得る形で進めるべきだ」と条件を付けた。

 昨年は最大震度6弱を観測した大阪北部地震や台風21号で甚大な被害が出ただけに、災害対策は喫緊の課題で、吉村氏は「強い消防が必要。(広域で消防を一元化する)大阪消防庁の創設が必要だ」と主張した。小西氏は「密集市街地での対策や、災害時のボランティア機能を構築すべきだ」と持論を展開した。

 討論会後、吉村氏は記者団に「元公務員としては優秀だが、政治家としての決断力は不十分と感じた。敗北すれば政治家を引退する」と述べた。一方、小西氏は「議論できる部分もあるが、都構想に対する考えは相いれないことを再認識した」と話した。

 討論会は日本青年会議所近畿地区大阪ブロック協議会主催で、様子は17日以降に動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信される。【岡崎大輔、藤顕一郎】

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