
2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。
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大川小に「おかえり」の明かり360個 追悼と地区再生の願い込め
2022/8/14 19:53 -
石巻・大川小へ、おかえり紙灯籠 卒業生「亡き人も生きる人も」
2022/8/14 10:06 -
原発事故で解体する幼稚園 元園児に連絡、私物持ち出す最後の機会に
2022/8/10 14:47 -
児童の練習風景、忘れられず…震災遺構の大川小壁画に無償で保護塗装
2022/8/10 11:30 -
原発事故で解体の幼稚園 園児に個別連絡なく私物撤去へ
2022/8/8 14:00 -
新たな「令和の怪物」を 宮城・岩手で最後の復興野球
2022/8/6 13:00 -
処理水の海洋放出に向け、東電が工事開始 福島第1原発
2022/8/4 10:54 -
福島第1原発に残り続けるもう一つの「危険物」とは
2022/8/4 08:00
連載
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「あの日」に学び「あした」を守る
東日本大震災から間もなく10年となるのを前に、小中学生の皆さんと一緒に震災と防災について考えます。
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あの街を訪ねて
震災直後に現地で取材した記者たちが、あれから11年がたつ被災地を再訪し、考えました。
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震災と芸術・記憶をつなぐ
震災は作品づくりにどう影響したのか。自らの作品でどう伝えようとしたのか。芸術に携わる人々に聞きました。
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3・11それから
再生へ向け歩み始めた東日本大震災の被災者を記者が継続取材します。各回の続編を随時掲載します。
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砂上の原発防災
原発事故の避難計画は机上の空論になっていないのか、課題を探りました。
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遺された子どもたち
東日本大震災で親を亡くし、遺された子やその家族の「10年」の営みは。記者が訪ねました。
新着記事
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大川小に「おかえり」の明かり360個 追悼と地区再生の願い込め
2022/8/14 19:53 587文字東日本大震災で児童74人が犠牲になった宮城県石巻市の震災遺構・大川小学校で14日、追悼と大川地区再生の願いを込めた紙灯籠(とうろう)に明かりがともされた。未来に向けたメッセージやイラストの書かれた灯籠がかつての学び舎(や)を優しく照らし、今は亡き友や、ふるさとを離れた若者たちへ向けた「おかえり」の
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石巻・大川小へ、おかえり紙灯籠 卒業生「亡き人も生きる人も」
2022/8/14 10:06 985文字東日本大震災で児童74人が犠牲となった宮城県石巻市の震災遺構・大川小学校で14日、地元出身の若者らで作る「Team大川 未来を拓(ひら)くネットワーク」が、紙灯籠(とうろう)に明かりをともす企画を初めて開く。亡き人も、今を生きる人たちもみんな、ふるさとに帰って来ますように――。そんな願いを込め、「
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原発事故で解体する幼稚園 元園児に連絡、私物持ち出す最後の機会に
2022/8/10 14:47 865文字東京電力福島第1原発事故で使われなくなり解体される福島県大熊町立大野幼稚園のかつての園舎について、町は当時の園児らが通園バッグや道具箱を持ち出せる最後の機会として、19、20日に園舎を再び開放すると発表した。町は当初、当時の園児約200人に個別に連絡しないまま園舎を開放したが、参加は少数で広報紙や
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児童の練習風景、忘れられず…震災遺構の大川小壁画に無償で保護塗装
2022/8/10 11:30 601文字東日本大震災で児童と教職員計84人が犠牲になった宮城県石巻市の震災遺構、大川小学校で9日、壁画の劣化を防ぐ塗装が初めて施された。かつて児童が描いた色鮮やかな壁画は震災前の学校風景を想起させる。津波に耐えて残ったものの、風雨にさらされ徐々にはがれ、遺族や卒業生らが対策を求めていた。 壁画には、199
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原発事故で解体の幼稚園 園児に個別連絡なく私物撤去へ
2022/8/8 14:00 1662文字東京電力福島第1原発事故で使われなくなった福島県大熊町立大野幼稚園のかつての園舎に11年放置された通園バッグや道具箱などの私物について、町が当時の園児約200人に持ち出せる機会を連絡することなく撤去することが明らかになった。町は7月下旬に園舎を事故後初めて開放したが、広報紙やホームページでの周知に
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新たな「令和の怪物」を 宮城・岩手で最後の復興野球
2022/8/6 13:00 1129文字東日本大震災の被災地に元気を――。そんな願いから始まった「東北復興野球交流試合」(日本野球連盟、毎日新聞社主催)が8~10日、宮城、岩手両県で開かれる。2011年8月に始まり、コロナ禍による2度の延期を経て、節目の10回目となる今年が最後だ。会場の一つ、岩手県陸前高田市の「楽天イーグルス 奇跡の一
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処理水の海洋放出に向け、東電が工事開始 福島第1原発
2022/8/4 10:54 546文字東京電力は4日、福島第1原発でたまり続ける処理水の海洋放出に向け、海底トンネルの掘削など放出設備の本格工事を開始した。東電は来年春ごろの放出開始を目指しているが、今後の気象や海の状況次第で工事が遅れ、開始が夏ごろにずれ込む可能性があるとしている。 工事は午前7時ごろ開始。処理水を沖合約1キロで放出
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福島第1原発に残り続けるもう一つの「危険物」とは
2022/8/4 08:00 1242文字東京電力福島第1原発事故で廃炉になった同原発1~6号機で、大量に使われたアスベスト(石綿)がほとんど除去できていない。原子炉建屋が放射性物質で汚染されているため、通常でも慎重な作業を要する石綿の除去を一層難しくしている。 石綿は中皮腫や肺がんを引き起こす発がん性物質だ。かつては建材などに大量に使わ
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処理水海洋放出へ本格工事、4日にも着工 漁業者からは反対の声
2022/8/3 20:35 490文字東京電力福島第1原発にたまり続ける処理水を巡り、東京電力ホールディングスは海洋への放出に必要な工事を4日にも始める方針を明らかにした。工事開始の前提となっていた、福島県と原発が立地する大熊、双葉両町の了解が2日に得られたため。ただ、政府と東電が海洋放出の開始を目指す2023年春までに工事が終わるか
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「風評対策、国が前面に」 処理水放出で福島県知事ら政府に要望
2022/8/3 12:03 567文字東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を巡り、立地自治体の福島県の内堀雅雄知事と吉田淳・大熊町長、伊沢史朗・双葉町長が3日、経済産業省を訪ね、萩生田光一経産相に要望書を提出した。「新たな風評が生じるのではないかとの懸念がある」などと述べ、国が前面に立って万全の対策を講じるよう求めた。 要望書では、
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福島原発の処理水放出「正当な懸念」 中国、NPT会議で問題視
2022/8/3 11:04 453文字核拡散防止条約(NPT)再検討会議の会期2日目の2日、中国外務省の傅聡・軍縮局長が一般討論で演説し、日本政府が認可した東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出について「周辺国や国際社会全般の正当な懸念に対応すべきだ」と述べ、問題視した。 傅氏は「原子力の平和利用は自然環境や人々の健康を犠牲にすべきで
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処理水、焦点は漁業者の理解へ 知事、海洋放出自体は了解せず
2022/8/2 21:57 1196文字東京電力福島第1原発でたまり続ける処理水の海洋放出を巡り、福島県の内堀雅雄知事と立地自治体の同県大熊・双葉両町長は2日、東京電力ホールディングスの小早川智明社長に対し、放出に必要な工事の開始を事前に了解する意向を伝えた。東電が昨年12月、3者に了解を求めていた。東電は今後、第1原発から沖合約1キロ
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処理水保管「問題の先送り」 工事了解、立地自治体が刺したくぎ
2022/8/2 21:53深掘り 2819文字東京電力福島第1原発でたまり続ける処理水を巡り、福島県と大熊町、双葉町は、海洋放出の前提となる海底トンネルなどの設備工事に了解する意向を表明した。内堀雅雄知事らが2日、放出に必要な工事の開始について了解し、東電側に伝えた。地元自治体はなぜ了解に踏み切ったのか。 ◇漁業者との約束 続く議論 「重く受
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漁業者「約束守られるのか」 拭えぬ懸念 処理水放出工事了解
2022/8/2 21:18 1333文字東京電力福島第1原発の処理水を海洋に放出する手続きが、新たな段階に入った。福島県の内堀雅雄知事と立地自治体の同県大熊・双葉両町長が2日、放出に必要な工事の開始を事前に了解し、東電側に伝えた。処理水には希釈すれば健康への影響はないとされる放射性物質のトリチウムが含まれ、風評被害への懸念から放出に反対
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処理水の海洋放出、知事と立地2町長が工事了承 福島第1原発
2022/8/2 17:24 233文字東京電力福島第1原発でたまり続ける処理水の海洋放出を巡り、福島県の内堀雅雄知事と立地自治体の同県大熊・双葉両町長が2日、東京電力ホールディングスの小早川智明社長と県庁で会談し、放出に必要な工事の開始を事前に了解する意向を伝えた。東電は第1原発から沖合約1キロ地点に処理水を放出するため、海底トンネル
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原発処理水の放出計画 福島県知事と大熊・双葉両町長が判断へ
2022/8/2 14:58 235文字東京電力福島第1原発でたまり続ける処理水の海洋放出を巡り、福島県の内堀雅雄知事と立地自治体の同県大熊・双葉両町長が2日夕、放出に必要な工事の開始を事前に了解するかどうかを東電に返答する見通しとなった。3者の事前了解を取り付けた場合、東電は第1原発から沖合約1キロ地点に処理水を放出するため、海底トン
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おむつ替えてもらった息子の姿、見せたくて 3.11避難の一家再訪
2022/7/31 08:00 1017文字東日本大震災の直後に、東京電力福島第1原発がある福島県双葉町から約3年間、愛知県安城市へ避難していた大沼勇治さん(46)一家4人が7月末、同市を再訪した。被災当時、妻のせりなさん(47)は妊娠7カ月。同市で誕生した息子2人の成長した姿を見せたいと、避難生活を支えてくれた民生委員らと約8年ぶりに再会
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「ここで卒園したかった」 大熊町の元園児、11年ぶりに学びや訪問
2022/7/28 20:03動画あり 875文字東京電力福島第1原発が立地する福島県大熊町で28日、町立大野幼稚園のかつての園舎が2011年3月の原発事故後、初めて開放された。幼稚園の一帯は帰還困難区域として長らく立ち入りが制限され、今年6月に避難指示が解除された。園舎は既に解体が決まっている。元園児らは11年ぶりに訪れた学びやで往時を懐かしみ
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福島・双葉町の復興拠点、8月30日に避難指示解除 政府が決定
2022/7/26 16:28 591文字政府は26日、東京電力福島第1原発事故による帰還困難区域のうち、福島県双葉町の特定復興再生拠点区域(復興拠点)での避難指示を8月30日午前0時に解除すると正式に決めた。第1原発5、6号機が立地し、全住民の避難が続く同町で、11年5カ月ぶりに居住できるようになる。 萩生田光一経済産業相は記者会見で「
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相馬野馬追、3年ぶりに神旗争奪戦 騎馬武者や観客の熱気に包まれ
2022/7/24 15:40動画あり 490文字福島県沿岸部・相馬地方の伝統行事「相馬野馬追(のまおい)」の本祭りが24日、同県南相馬市の雲雀(ひばり)ケ原(がはら)祭場地などで開かれた。新型コロナウイルス禍で取りやめていた呼び物の甲冑(かっちゅう)競馬や神旗争奪戦が3年ぶりにあり、祭場地は再開を待ちわびた騎馬武者や観客らの熱気に包まれた。 相
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