毎日新聞 終活・シニアライフ特集

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葬儀

実践編

火葬場に向かうときの基礎マナー

出棺が終わったときに気を付けること

出棺が終わると、火葬場へ向かいます。このときに必要となるのが「火葬許可証」です。火葬許可証は、市区町村に死亡届を提出した際に発行されます。これを提出しないと火葬を受け付けてもらえませんので、喪主の方は忘れずに持って行くようにしましょう。心配な場合、前もって葬祭業者に預けておくのも一つの手です。
火葬許可証は、火葬が終わると「火葬済」という証印が押されてご遺骨とともに返却されますが、納骨を行うときに再び必要となります。一般的に四十九日の法要の後に納骨を行うことが多いため、それまでの間はご遺骨と一緒に保管しておくとよいでしょう。

火葬場へ移動する際には、故人の写真である「遺影」と戒名を記した「位牌」も忘れないよう注意が必要です。霊柩車に乗る際には、出棺のときと同様に喪主の方が位牌を、遺族の方が遺影を持つようにします。

誰が火葬場に行くべきか?

火葬場に同行するのは、故人の遺族と親族のほか、故人と特別に親しくしていた人に限られます。遺族と親族以外の誰が火葬に立ち会うかは、必ず事前に決めておき、乗車する車も決めておきましょう。前もって希望者から申し出を受けておくか、同行の依頼をしておくようにすれば、場が混乱するのを避けられます。

なお、遺族・親族の全員が火葬場へ同行するのではなく、数名は留守番役として葬儀会場に留まるといいでしょう。留守番役は、火葬が行われている間にご遺骨を迎える準備や清めの塩の用意、式場の片付けなどを行います。

車の手配と分乗のマナー

火葬場へ向かう際には、霊柩車とタクシー、マイクロバスの3台を手配するのが一般的です。車両の手配は、葬儀会社に依頼します。

故人が乗る霊柩車には、喪主が位牌を持って乗車します。葬儀会社によっては、火葬場へと向かう葬列を指す「野辺送り」のしきたりを重んじて、喪主が霊柩車に乗らないよう指示する場合もありますので、その場合は指示に従うといいでしょう。
タクシーには、遺影を持った遺族と、高齢の遺族・親族が乗車します。喪主が霊柩車に乗らなかった場合は、このタクシーに乗りましょう。また、納めの式で読経を行う場合は僧侶も同乗します。
上記以外の人たちは、マイクロバスに乗ります。このとき、より故人と関係の深い人から乗り込むようにするといいでしょう。
全員が乗車し終わったら、霊柩車を先頭にして、タクシー、マイクロバスの順で火葬場へ向かいます。

火葬場までのルートはどうするか?

葬儀にまつわる昔からの風習に、「火葬場へ向かった道順と、帰るときの道順は、重ならないようにする」というものがあります。これは「故人の霊が帰ってきてしまうことがないようにする」、つまり「故人が迷うことなく成仏するのを助ける」という目的で行われているものです。
現代の葬儀でも、この風習に従うことを提案されるケースが多くみられます。とはいえ、スケジュールの都合により最短ルートを通りたい場合など、同じルートを通らざるを得ないこともあるでしょう。そうした場合は、後のトラブルを避けるためにも、事前に親族の意向を確認しておくようにしてください。

なお、葬儀会場から火葬場への間に、故人が好きだった場所や長く勤めていた職場などの縁の場所がある場合、その前を通って火葬場に向かうのもいいでしょう。

<執筆者>鈴木健久(株式会社日比谷花壇 フューネラルプロデューサー)
「人と人とのつながりや想いを形にしたい」と日比谷花壇の葬儀サービス「フラワリーフューネラル」に携わる。店頭でのフラワーコーディネートをはじめとして、法人営業や装飾事業など多岐にわたる経験を活かし、葬儀シーンで活躍。

【関連終活情報サイト】
日比谷花壇のお葬式 
http://www.hibiya-lsp.com

ライフサポートプラス
(日比谷花壇運営)
http://life-support-plus.com/
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