SOCIETY'S MESSAGE

相談者の心にしっかりと寄り添い
豊かで楽しい生活を送れるよう支援したい
厚木市南毛利地域包括支援センター 社会福祉士 綿引 彩香さん

2016年12月1日掲出

福祉という仕事の多様性を学びつつ国家資格の社会福祉士に挑戦

 小学生のころから、児童養護施設や高齢者施設などを訪ねるボランティアに参加していた綿引彩香さん。何らかの支援を必要とする子どもたちや高齢者と接する中で、自然に福祉という仕事を意識するようになりました。大学進学にあたっても、将来は福祉の仕事に就くことを考えて、東海大学に入学しました。

「本格的に福祉を学んでみると、とても多様な現場で活躍できる仕事であることがわかりました。地域の歴史や特性などを学ぶ授業もあり、住民の皆さんに受け入れられ、寄り添うことの難しさや、ソーシャルワークの奥深さを強く感じました」

 大学での実習や卒業論文では障がい児の支援について取り組みながら、国家資格である社会福祉士を目指して猛勉強。受験まで残り1カ月となったとき、ある先生から言われた「1日10時間勉強すれば受かる」という言葉をそのまま実践し、見事一発合格を果たしました。

「3年次のとき、福祉関連企業の合同説明会に行ってみるなど、就職活動は早めに始めるよう心がけていました。現在の職場に決めたのは、やはり大学4年間を過ごし、地域への愛着があったからですね。今も先生に相談に乗っていただいたり、図書館を利用するなど、大学にはとても助けられています」

社会福祉士という仕事の魅力を
もっと多くの人に発信していきたい

 現在、綿引さんは高齢者を中心とした地域の総合相談の窓口で支援にあたっています。介護保険を利用したい、一人暮らしが不安、認知症の家族のケアなど、寄せられる相談は多種多彩。自宅や病院などを訪問して相談者から直接話を聞き、最善の解決策に導きます。

「みなさん人生の大先輩ですし、それぞれ個性も異なります。お話の聞き方やアドバイスの仕方には、配慮しています」

 他にも仕事の難しさを感じることはありますが、大学での学びが大きな糧になっているといいます。考え方のベースは4年間の学びにあり、悩んだときなどは、基本に立ち返るよう心がけているそうです。

「大学時代にボランティアにはよく参加しましたし、障がい児の放課後預かり所でアルバイトをするなど、現場を経験したことが大きいと感じています。そのように自由な活動ができるのが、大学生の特権です。将来を考えるときの参考にもなりますので、福祉の分野を目指す人は、どんどん現場に出て学んだほうがいいと思います」

 社会福祉士の仕事は「病気や怪我など人生の中で起こる出来事による体調や生活の変化に寄り添い、支援できる貴重な仕事。相談者の生活を豊かで楽しいものにできる喜びにあふれています」という綿引さん。「今後は福祉業界を目指している高校生や大学生に対して、この仕事の魅力をもっと発信していきたい」と力強く語ってくれました。

地域の人々から寄せられる幅広い相談に、きめ細かく対応している

厚木市南毛利地域包括支援センター
社会福祉士
綿引 彩香さん
東海大学 健康科学部 社会福祉学科
2014年3月卒業

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