CAMPUS VOICE

第47回海外研修航海の研修団が帰港

2016年6月15日掲出

望星丸で南太平洋へ 洋上キャンパスで培った友情

航海を終え、帰港式で笑顔を見せる学生たち
3/20 晴天に恵まれた洋上卒業式 3/13 ラバウルでは南太平洋戦没者の碑など戦跡を巡った 3/9 太平洋で見上げた天体の神秘 皆既日食の映像を中継する学生たち

 学園の海洋調査研修船「望星丸」(国際総トン数=2174トン)で南太平洋を巡った「第47回海外研修航海」の研修団が、3月27日に静岡市・清水港に帰港。学園関係者や友人らの出迎えを受けた。

 2月23日に清水港を出発した研修団は、那覇市を訪れた後、コロール(パラオ共和国)へ。同国唯一の高等教育機関であるパラオコミュニティカレッジでスポーツなどを通じて親交を深めた。さらに、現地の学生を望星丸に招き、船上パーティーを開催。運営にあたった学生は、「日本文化を紹介しようと書道や着物の着付けなどのブースを設けました。楽しんでくれた学生も多く、準備期間の苦労が報われてよかった」と笑顔を見せた。

 ラバウル(パプアニューギニア独立国)へと向かう航海中の3月9日には、皆既日食を観測。ラバウルでは、太平洋戦争で日本軍が残していった戦闘機などが展示されているココポミュージアムなど戦跡を巡った。学生たちは、「戦争の恐ろしさを目の当たりにした。あらためて平和について考えるきっかけになった」と口々に話していた。

かけがえのない仲間が何よりの財産に

 「共同生活を続ける中で、日に日に学生たちは団結力を高めていた。イベントなども主体となって運営し、心に残るものばかりだった」と千葉雅史団長(理学部教授)。赤道祭や洋上卒業式なども開催し、研修団は、いっそう友情を深めていった。

 清水港へと帰港後、付属静岡翔洋高校で開かれた帰港式では、別れを惜しみ、涙を流す学生の姿も。永野友李学生長(海洋学部4年=当時)は、「苦しいこともあったが、楽しい34日間だった。かけがえのない仲間との友情が一番の財産」と話していた。

3/9 太平洋で見上げた天体の神秘

 宇宙(ソラ)を仰ぐ航海へ――。航海中にはコロール、ラバウル間で、皆既日食の観測が行われた。岡田工副団長(総合教育センター教授)は、「太陽、月、地球が織りなす自然の神秘を感じてもらい、この航海でしかできない経験をしてほしかった」と話す。

 研修団では、チャレンジセンターユニークプロジェクト「日食観測プロジェクト」のメンバーを含めた23人の日食観測担当班を結成。航海中には他の学生に向けて観測方法などをレクチャーしたほか、湘南校舎の教職員や文学部広報メディア学科、工学部電気電子工学科とともに、インターネット上で特別番組の中継も実施した。

 当日は薄い雲の切れ間から皆既日食の様子が観測されると、船上は歓声に包まれた。学生たちは、「地平線が赤く染まる日食焼けは一生忘れない」と興奮した様子で話した。

(記事提供:「東海大学新聞」 2016年5月1日号)

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