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松永、五輪代表に内定 男子20キロ、2人目

派遣設定記録を突破して優勝し、リオデジャネイロ五輪代表内定を決めてガッツポーズをする松永大介=石川県能美市で2016年3月20日、小林悠太撮影

 陸上男女20キロ競歩のリオデジャネイロ五輪代表最終選考会とアジア選手権を兼ねた全日本競歩能美(のみ)大会が20日、石川県能美市の市営コースで行われ、男子20キロは松永大介(東洋大)が日本歴代4位の1時間18分53秒で初優勝し、自身初の五輪代表に内定した。

     松永は日本陸上競技連盟が定める派遣設定記録(1時間20分12秒)を突破し、日本人トップの条件を満たした。男子20キロ競歩の五輪出場枠は最大3で、内定は高橋英輝(富士通)に次いで2人目。

     日本勢2番手の3位には西塔拓己(愛知製鋼)が1時間19分44秒で入ったが、今大会は10位ながら2月の日本選手権で2位だった藤沢勇(ALSOK)が日本歴代3位の1時間18分45秒を記録しており、3枠目は藤沢が有力となった。

     女子20キロは、岡田久美子(ビックカメラ)が1時間30分3秒で日本勢トップの3位。2月の日本選手権に続いて派遣設定記録(1時間29分15秒)は突破できず、代表選出は持ち越しとなった。王娜(中国)が1時間28分21秒で優勝した。

    20歳の新鋭、完勝

     フィニッシュラインに飛び込んだ松永は、派手にガッツポーズした右手ですぐに目頭を押さえた。「ここを目指してやっていた。ラスト1キロくらいから泣いていた」。1カ月前の悔しさを乗り越えて五輪切符をつかみ、20歳の新鋭は顔をくしゃくしゃにして喜んだ。

     東洋大の同僚にペースを作ってもらう予定だったが「体が動く」と飛ばした。4キロ過ぎでトップに立つと、1周2キロを7分50秒前後のハイペースに。次第に後続を引き離す完勝だった。

     2月の日本選手権は3番手につけながら、フィニッシュの500メートル手前で歩型違反のため失格。その後、フォームを意識し過ぎて調子を崩し「競技をやめたい。歩くのも嫌」。だが、すぐに切り替えた。昨年のこの大会で2位と同タイムの3位に終わり、世界選手権代表を逃して「リオに競技人生を懸ける」と決めたからだ。体幹を意識して歩型を安定させ、今大会は警告ゼロと修正できた。

     横浜高から東洋大へ進み、2014年に世界ジュニア選手権1万メートル優勝、15年はユニバーシアード20キロ銅メダル。世界大会で結果を残してきた松永は「環境の変化に左右されない。リオで金を目指す」と力強い。故障中の世界記録保持者、鈴木雄介(富士通)は代表に入れないが、日本選手権2連覇で23歳の高橋、大学3年の松永と、勢いのある選手が穴を埋めるはずだ。【小林悠太】

     ○…岡田はまたも派遣設定記録を破れず「すごく悔しい」と目を潤ませた。序盤は快調だったが「10キロから足が重かった」と後半に失速した。2月の日本選手権は代表内定の基準となる派遣設定記録に25秒足りない1時間29分40秒。疲れが残る中で「五輪をつかみにいく」と出場した今回も実らなかった。6月にあるトラックやフィールド種目の日本選手権後、他種目との兼ね合いで五輪代表に入れるかが決まる。「リオをイメージし、トレーニングしていく」と吉報を待つ。

     ○…日本代表常連の藤沢は序盤から先頭集団に付けず、日本人5番手の10位だった。2月の日本選手権で日本人史上3人目の1時間18分台を出した影響で「その後、全身に疲れが出た」という。残り5キロでペースを上げようとしたが、太もも裏に張りを感じ、さらにペースを落とした。それでも、日本選手権の記録で2大会連続五輪代表は濃厚。「五輪でも18分台を出せば、メダルを取れる確率が出る。また一からやる」と切り替えていた。

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