五輪体操

白井 床でミス連鎖止まらず「シライ2」腰砕け

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【体操】男子種目別決勝での、白井健三の床運動の演技=リオデジャネイロのリオ五輪アリーナで2016年8月14日、小川昌宏撮影
【体操】男子種目別決勝での、白井健三の床運動の演技=リオデジャネイロのリオ五輪アリーナで2016年8月14日、小川昌宏撮影

 リオデジャネイロ五輪第10日の14日、体操は種目別決勝が始まり、男子の床運動で2013、15年世界選手権覇者の白井健三(日体大)は15.366点の4位に終わった。「シライ2(前方伸身宙返り3回ひねり)」などで失敗が相次ぎ、得点が伸びなかった。

 演技を終えた瞬間にメダルを逃すことを覚悟したという。白井は謝るように両手を合わせて、応援団らが集まる観客席を見つめた。心の内を押し隠すかのように淡々とした表情を浮かべていたが、最後に「心の小さなところが出た。自信はあったが、心の底の自分は正直なんだなと思った」とつぶやいた。

 ほころびが生じたのがG難度の大技「リ・ジョンソン」(後方抱え込み2回宙返り3回ひねり)。横回転のひねりと、縦回転の宙返りを組み合わせた難しい技だ。その着地で後ろに弾むと、続くF難度の「シライ2」(前方伸身宙返り3回ひねり)では腰が砕けるように着地。ミスの連鎖が止まらなくなり、最後の着地もいつものように完璧には決まらなかった。

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