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高める韓国

五輪開催国の強化策/1 雪上競技、日本に学べ

2015年6月、全日本スキー連盟を訪れて日本の強化システムを学ぶ大韓スキー協会の金鍾煥事務局長=全日本スキー連盟提供

メダル獲得へ「正しい道」

 2015年6月。東京都渋谷区にある全日本スキー連盟(SAJ)の事務局に一人の男が訪れ、頭を下げた。「日本のシステムを教えてください」。名刺には「大韓スキー協会(KSA)事務局長 金鍾煥」の文字。男はその後、大学時代に学んだ日本語を頼りに約2時間、SAJ幹部を質問攻めにした。

 韓国は冬季五輪でこれまで、ショートトラックなど氷上競技ではメダルを量産してきたが、雪上競技ではまだ一つもメダルがなく、人気も競技レベルも大きく後れを取ってきた。14年秋に韓国ロッテグループの重光昭夫(韓国名・辛東彬)会長がKSAの会長に就任。資金面の後ろ盾ができ平昌五輪に向けた強化に本腰が入ったが、“後進国”にはノウハウがない。そこで、重光会長就任とともにロッテ百貨店からKSAに籍を移した金事務局長が思いついたのが「日本に学べ」だった。

 欧州や北米などではなく、あえて日本を選んだのは、文化を理解しやすいと考えたから。気候も体格も似てい…

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