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東京五輪 マスコット選考は慎重議論 エンブレム教訓に

2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の第7回マスコット選考検討会議=東京都港区で2017年3月14日午前9時34分(代表撮影)

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は14日、大会マスコットの検討会議を開き、早ければ4月中旬に応募要項を公表するなど選考方法の大枠を固めた。1964年東京五輪はマスコットはなく、国内の夏季五輪では初めて。日本のアニメは海外からも人気でどのようなデザインが誕生するのか期待が高まるが、いったんは白紙撤回された大会エンブレムの教訓を踏まえ、選考方法は慎重に議論を重ねた。

 マスコットは68年グルノーブル冬季五輪で初登場して、72年ミュンヘン夏季五輪以降に定着した。過去に3度五輪を開催した日本では98年長野冬季五輪だけマスコットがあった。大会を盛り上げるとともに、エンブレムと並ぶ公式グッズの代表格で、人気は売り上げを左右する。

 大会エンブレムは当初のデザインが不透明な選考過程や他の作品との類似が指摘されて白紙撤回された。そのため、選考方法を決めるだけで会議は7回を重ねた。出席者によると、応募要項の原案に対する修正は法的な面から文章の表現まで多岐に及び、張り詰めた空気だったという。

 過去大会では実績などが問われるデザインコンペが主流だったが、「密室選考」との批判を避けるためエンブレムと同様に一般公募とした。応募資格は日本国籍を持つ者のほか、日本在住の外国籍も認め、年齢や実績は問わない。18歳未満の子どもも大人と組めば応募可能。誰でも参加できるようにしたのもエンブレムと同じだ。

 今回は最終審査の前に、商標登録をクリアした複数の最終候補を示し、子どもの意見を反映させることも検討しているほか、デザイン選定後に名前も決める。組織委は審査委員会を発足させ、18年夏の発表を目指している。委員を務めるタレントの中川翔子さんは「がんがん自分の個性をぶつけて描いてほしい」と期待した。【田原和宏、小林悠太】

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