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五輪スノーボード

平野選手ありがとう 地元・村上でPV

平野選手の滑りをスクリーン越しに見守る市民ら=新潟県村上市で

 すばらしい銀メダルをありがとう--。平昌五輪は14日、スノーボード男子ハーフパイプ決勝があり、新潟県村上市出身の平野歩夢選手(19)=木下グループ=は前回ソチ五輪に続き銀メダルを獲得した。村上市の市教育情報センターでは13日の予選に続きパブリックビューイングが行われ、訪れた市民ら約250人が「村上のスター」の健闘をたたえた。

     「フレー、フレー、歩夢!」。市民らの「歩夢コール」が会場に響く中、幕を開けた決勝。平野選手にエールを送ろうと続々と人が訪れ、応援メッセージが寄せ書きされた国旗や、のぼり旗が掲げられた会場は、平日昼にもかかわらず超満員となった。

     会場最前列からは、平野選手がソチで銀を獲得した市立村上第一中学3年時の担任、梅沢怜史さん(39)がエールを送った。遠征で教室を空けることが多かった平野選手。だが、学校に戻ってくると同級生から「バック転(後ろ向きの回転跳び)やって」とせがまれる人気ぶりだった。当時から「クールでシャイな性格」だったが、「小さい頃から競技を続けてきた自負があるからこそ。プレッシャーを感じず滑ってほしい」と語った。

     1回目の着地で失敗し、9位で迎えた2回目。「まだまだ」「これから」。平野選手は地元からの声援に応えるように大技を次々と繰り広げる。予選では披露されなかった4回転の連続技が決まると、「よし!」と会場は狂喜乱舞。1位と発表されると、市民らは「やったー」と抱き合って喜んだ。

     最後の3回目、平野選手は惜しくも転倒。残るライバル2選手の滑りを、市民らは緊張した面持ちで見つめた。「頼む」。最後の米国選手に逆転されると一瞬ため息が漏れたが、すぐに「おめでとう」「よく頑張った」と盛大な拍手が湧き起こった。

     平野選手の伯父、田中幸一さん(50)は「村上に帰ってきたら『頑張ったね』と声をかけてやりたい。4年後、諦めずに金メダルを目指してほしい」と目を赤くした。市内の会社員、佐藤眞紀さん(26)は「さすが歩夢くん。村上の代表としてメダルを取ってきてくれてうれしい」と喜んだ。【井口彩、堀祐馬】

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