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平昌パラ

駐車場、配線…選手村からの「東京」への提言

選手村の食堂の段差を越えるパラアイスホッケー日本代表の上原大祐=韓国・平昌で2018年3月8日午後2時40分、谷口拓未撮影

避けたいバリアーを探る

 平昌冬季パラリンピックの各国選手団が拠点とする選手村はバリアフリーで、日本選手はおおむね好意的な意見を寄せる。その中で課題を指摘する車椅子利用者のパラアイスホッケー日本代表、上原大祐(だいすけ、36)=NEC=に意見を聞いた記者が「メディアツアー」に参加。2020年東京五輪・パラリンピックでは避けたいバリアーを探った。【平昌・谷口拓未、福島祥】

    上原「駐車場の足元が泥だらけで進みにくい」

     各チームの車が停車する駐車場は、足元が舗装されておらず泥が跳ねる。大きな水たまりもあり、足を取られることも。車椅子の車輪の泥を取るタオルやマットはなく、部屋も汚れてしまうという。

     「食堂に段差が多い」 食堂の内部は平たんだが、床にはわせた配線を覆う段差が所々にある。配膳を受けた車椅子利用者は膝の上にお盆を乗せるが、乗り越えると汁物がこぼれることもあるという。

    「スロープの距離が長い。滑りやすく危険」

     食堂から居住エリアの入り口までは木製のスロープを歩いて1分ほど。緩やかながら常に傾斜があり、車椅子では疲れてしまいそうだ。雨や雪が降ると木製のため滑りやすくなり、義足の選手が転倒する場面もあるという。

    「部屋の入り口に段差があり、トイレも狭い」

     バリアフリーの部屋には風呂がなくシャワーのみ。シャワーの固定箇所は高さが1メートル超と、座ったままでは届かなかった。上原は湯船につかりたかったため、バリアフリーではない部屋を選んだが、入り口や風呂場に段差があった。トイレも狭く、車椅子から便座に移ろうと旋回すると、壁にぶつかる。ドアも引き戸ではなく、開閉時にぶつかりやすく、車椅子利用者が使いにくい開き戸だった。

               ◇

     「『惜しい』部分が多い。障害者に話を聴くことが大切」と上原。小さなストレスが大きな負荷になることもある。東京大会では、今大会での教訓を生かした配慮の行き届いた施設が求められている。

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