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「小平奈緒選手を迎えて」対談詳報

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平昌2018冬季オリンピックでのエピソードを話す小平奈緒選手(左)と結城匡啓コーチ=さいたま市浦和区の市民会館うらわで2018年7月3日、橋本政明撮影
平昌2018冬季オリンピックでのエピソードを話す小平奈緒選手(左)と結城匡啓コーチ=さいたま市浦和区の市民会館うらわで2018年7月3日、橋本政明撮影

 --小平さんが信州大に入学した当時は、どんな学生だと感じましたか。

 結城 中2で大学生に交じって全日本ジュニア選手権で初めて優勝し、「初代スーパー中学生」と言われていましたので名前は知っていました。やる気の塊というか、スケートの話をすればグッと鋭い視線でこっちを見て、私の言葉を一字一句聞き漏らしたくないという雰囲気でした。正直、技術は粗削り。「このままの滑りでは世界のトップはない。申し訳ないけど下手くそ。滑りを修正しないと、世界には行けない」と話しました。その時、小平は「先生、私はそれ(世界トップの滑り)をやりたくてここに来ました。たくさん指摘してほしい」と話し、そこからスタートしました。最初の夏は、何をやってもうまくいかず、涙目になりながら「どうすればいいのか」と繰り返していました。

 --中学、高校と全国で活躍し、五輪にも出場してメダルも取りました。順調な選手生活に見えますが。

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