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クライミング

東京五輪は狭き門 各国出場枠は男女各2人

 2020年東京五輪の追加種目、スポーツクライミングのアジア選手権が7日、鳥取県倉吉市で開幕した。日本国内での開催は16年ぶり。優勝者には五輪切符の懸かる来年8月の世界選手権(東京・八王子)の出場権が与えられる。

     東京五輪で実施されるのは、登る高さで競うリード、完登した課題の数で争うボルダリング、登る速さで決まるスピードの3種目の総合で勝負する「複合」のみ。複合は世界選手権やアジア大会などで今年から本格的に行われ、日本は世界ランキング10位以内に男子4人、女子3人。東京五輪でのメダル獲得が期待される。

     しかし、9月の世界選手権(オーストリア・インスブルック)で、日本勢は複合のメダルを獲得できずに終わった。短期間の日程で3種目をこなす体力的な厳しさに加えて、スピードのスタートの遅れなどミスが致命傷につながる勝負の難しさも味わった。日本代表の安井博志ヘッドコーチは「複合は各種目の延長ではなく、全く別の種目と考える必要がある」と語る。

     日本の強みと言われるのがボルダリング。男子は世界選手権で楢崎智亜(TEAM au)、原田海(日新火災)と日本勢が2連覇。女子も今年のワールドカップ(W杯)で初の年間総合優勝に輝いた野中生萌(みほう)=TEAM au、年間総合優勝4度を誇る29歳のベテラン野口啓代(同)らがいる。しかし、複合におけるボルダリングは単種目の場合と違い、体力面を考慮して課題の難易度が下がり、日本は持ち味の技術力の高さを生かせなかった。安井ヘッドコーチは「学ぶべきことがたくさんあった。3種目の練習の割合を含め、東京に向けて戦略を見直す必要がある」と話す。

     日本は開催国枠として男女各1枠を確保しているが、各国・地域の出場枠は最大で男女各2人の狭き門。東京につながる代表争いは、ここ倉吉から始まる。【田原和宏】

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