五輪と平和/7止 戦没選手の無念追う 元代表が聞き取り、原点は原爆
五輪出場後に戦争などで命を奪われた「戦没オリンピアン」。その足跡を、元五輪選手が追っている。 7月末、広島市立大名誉教授の曽根幹子さん(66)は遺族への聞き取…
来年の2020年夏、東京で2度目の五輪が開かれます。聖火に平和の象徴を見た人たちの物語を描きます。
五輪出場後に戦争などで命を奪われた「戦没オリンピアン」。その足跡を、元五輪選手が追っている。 7月末、広島市立大名誉教授の曽根幹子さん(66)は遺族への聞き取…
その日は雲一つない青空が広がっていた。1964年9月9日午後、沖縄・宜野湾市。仲村元惟(もとのぶ)さん(82)は高ぶった感情を抑えきれずにいた。目の前で、地元…
7月中旬、日差しが照りつけるギリシャ・アテネ市内の工場地帯。壁で囲まれた一角に色とりどりのコンテナが並び、小さな女の子たちが人形で遊んでいる。紛争が続くシリア…
「私も、東京五輪を目指していたのよ」。母の口から何度その言葉を聞いただろう。長野県白馬村でペンションを営む矢外治久さん(69)は小学生のころ、母節子さんからよ…
前回の東京五輪が開かれた1964年は、戦争が人々の記憶に色濃く残っていた。全国を巡った聖火は「平和の灯(ともしび)」として各地で熱烈に歓迎された。原爆が落とさ…
「アーナン!」。腹の底から湧き上がってくるような太く鋭いかけ声が空気を震わせた。来年の東京五輪男子空手形の金メダル最有力候補、喜友名(きゆな)諒選手(29)が…
◇分断祖国 スポーツは希望 夕闇深まる空に、聖火台の炎が最後のきらめきを放っていた。1964年10月24日、国立競技場。東京五輪の閉会式が始まる頃には雨は上が…
<1面からつづく> 風が、静かに木々を揺らす音だけが聞こえた。ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボ。1984年冬季五輪で使われたグラウンドは今、白い墓標で埋…
東京五輪まで残り1年。元サッカー日本代表監督のイビチャ・オシムさん(78)がオーストリアで毎日新聞の単独インタビューに応じ、五輪と平和について語った。 オシム…
夕闇深まる空に、聖火台の炎が最後のきらめきを放っていた。1964年10月24日、国立競技場。東京五輪の閉会式が始まる頃には雨は上がり、厳かに式典が進んでいく。…