
サンデー毎日
雑誌「サンデー毎日」の記事や連載を掲載します。
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これは、アレだな
/125 植物状態=高橋源一郎
2023/6/10 05:00 2825文字よく考えてみると「植物状態」というのはおかしなことばだ。植物というものはいつも「植物状態」なので、あえてそうはいわない。もしかしたら、人間以外の動物でもそういうことばを使うのかもしれないし、そういう状態になっている人間以外の動物もいるのかもしれないが、残念ながら、いままで見聞きした記憶はない。 一
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遺族の「時間を超えた怒り」 世論は被害者の側に立たなかった=保阪正康
2023/6/9 05:00 4565文字昨年7月の安倍元首相銃撃事件、今年4月の岸田首相襲撃事件の衝撃を受けて、現代史研究の第一人者が昭和テロリズム頻発期を再検証し、改めて現代社会に渦巻く「暴力」を問う大反響連載。今回はテロの季節が被害者とその遺族に与えた癒やし得ない傷を見つめ、残虐の現代史が社会に何をもたらしたのかを考察する――。夫人
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ワイドショーの恋人
/633 藤井新名人の行くところにトレンドあり=山田美保子
2023/6/8 05:00 1606文字6月1日、将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、棋王、王将、棋聖との六冠)が渡辺明名人を94手で破り、対戦成績4勝1敗で名人を初奪取。谷川浩司十七世名人のもつ名人最年少記録「21歳2カ月」を40年ぶりに更新した。 10代の頃から記録を達成するたびにワイドショーで大々的に取り上げられていたので、当初のクセ
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倉重篤郎のニュース最前線
田原総一朗が迫る「ココがダメなんだ」 立憲民主党の泉代表とガチンコ激論!
2023/6/8 05:00 5513文字野党第一党としての存在感を維新に奪われた感のある立憲民主党。「それはメディアが作り上げた物語にすぎない」と語る泉健太代表に、田原総一朗が容赦なく突っ込んだ。怒号すら飛び交う白熱討論のなかから、立憲の現在とビジョンが見えてくる――。田原「万年野党になる気か」 ◇泉「中道リベラルのビジョンを見せる」
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自民党とケンカした公明党の深謀 震源地は東京より大阪
2023/6/7 05:00 2570文字次期衆院選に向け、自公間で亀裂が生じている。今回、小選挙区が五つ増える東京を巡ってだが、ただ、本当の「震源地」は大阪だというのだ。昨夏の参院選に続き、今春の統一地方選でも苦しんだ公明党。連立政権を組む自民党との「ケンカ」の深謀はどこにあるのか。 公明党が次期衆院選の小選挙区「10増10減」に伴い、
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淑女の養生訓
/7 人生初の競馬はダービーを指定席で=元村有希子
2023/6/6 05:02 819文字「日本ダービーを指定席で見ませんか?」 競馬好きの飲み友達S氏からお誘いがきた。広く知られる「競馬の祭典」。そのプラチナチケットが手に入ったという。「行きます行きます」と二つ返事で乗った。 生まれてこのかた、馬券を買ったことすらない私である。競馬なんて分からないし損しそうだし忙しいし……と敬遠してき
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牧太郎の青い空白い雲
/907 週刊誌がスクープするたびに〝犯人捜し〟が始まる「密告時代」
2023/6/6 05:02 1192文字事件記者だった若い頃、連日連夜「張り込み」という時代があった。 ある汚職事件で、関係者が政治家に贈った「高価な美術品」を人里離れた倉庫に隠そうとする「決定的な瞬間」を写真に撮ったこともある。 しかし「成功」したことはほとんどない。電柱の陰に隠れ、張り込みを続けながら「(情報提供者が)ハナシだけでな
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サンデー毎日ビューアー
サンデー毎日 6月18日号
2023/6/6 05:01 141文字<ビューアーはこちら>
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人間ドキュメント・季節の人たち
/200 検証!ジャニーズ性被害 ジャニー&メリーの「恩人」が語った“原点”=森健
2023/6/4 05:00 4098文字<新・季節の人たち 拡大版> ジャニー喜多川氏(二〇一九年死去)を巡る性加害問題で動きがあった。本連載では前回、問題の「原点」と言える出来事の一端に触れた。今回はジャニーズ事務所による「謝罪」を受け、このテーマに長年向き合ってきたジャーナリストが「拡大版」として深層を探る。半世紀の「見過ごし」が問う
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新・炉辺の風おと
/96 何を見ているのか/1=梨木香歩
2023/6/4 05:00 1401文字里から遅れること二ヶ月近く、八ヶ岳の山小屋周辺もようやく春を迎え、十日ほど前は、まだ掌(たなごころ)を合わせていたシロバナエンレイソウも徐々に開き、今はすっかり全開した三つ葉の真ん中に白い蕾(つぼみ)をつけている。カラマツの芽吹きの緑は日に日に濃くなっている。マイヅルソウも芽吹き始めた。タチツボス
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サンデー毎日の特集・連載
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牧太郎の青い空白い雲
元サンデー毎日編集長のベテラン記者がときにユーモアも交えて、政治や社会問題にモノ申す辛口コラムです。
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ワイドショーの恋人
放送作家として「踊る!さんま御殿!!」などを担当。コメンテーターとしても活躍する山田美保子さんのコラムです。
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元村有希子の科学のトリセツ
我々の文明社会は科学技術の成果の上に築かれています。賢く楽しくつきあう知恵を文系出身の記者が案内します。
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幸せな老後への一歩
難しい経済と複雑なお金の仕組みを分かりやすく解説する経済ジャーナリストの荻原博子氏のコラムです。
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読んでトクする社会保障
社会保障制度に精通するプロが、分かりにくい医療や年金、介護など各種制度を丁寧に解説します。
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世代の昭和史
ノンフィクション作家の保阪正康氏の大型連載。現代史研究の第一人者が、世代論によって昭和史を見つめ直します。
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倉重篤郎のニュース最前線
元毎日新聞政治部長のベテラン記者が、各界の論客らと共に、政局や政策などの最前線を徹底分析します。
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校閲至極
毎日新聞校閲センターの記者が、「校閲」の視点でさまざまな題材を面白く、あるいは深く鋭く解くコラムです。
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2050年のメディア
文藝春秋で長くノンフィクションの編集者を務めた下山進氏が「2050年のメディア」を展望します。
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これは、アレだな
「これは、アレだな」と思うことがありませんか? 作家の高橋源一郎さんが軽妙な筆致で描くコラムです。
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佐高信の新・人物診断
ジャーナリストの佐高信氏が戦後日本に固有の軌跡を刻んだ表現者たちを見つめます。
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人間ドキュメント・季節の人たち
早稲田大在学中からライター活動を始めた気鋭のジャーナリストが出会った人たちのドキュメントです。
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新・炉辺の風おと
「西の魔女が死んだ」などで知られる作家・梨木香歩さんが、日々の生活をつづります。