メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

映画評を超えた現代論

モリ・カケ時代の「嘘と真実」 巨匠ベルイマンの教示

「モリ・カケ問題で安倍政権は嘘をついている」と思いながら、いまだ政権を支持する国民は少なくない。事実は一つでも真実は複数あり、嘘もまた真実とみなす、ねじれた時代の閉塞感。そこを突き破るのは、必ずしも政治的な人間とは限らない。

 嘘(うそ)という言葉は死語になった。私たちは今、嘘を嘘と呼ばない歪(ゆが)んだ言論空間に閉じ込められている。代わりにまかり通るのが「ポスト・トゥルース(真実の後)」「オルタナティブ・ファクト(もう一つの事実)」「フェイク・ニュース(ニセ報道)」といった言い換えだ。いずれもトランプ政治が語源だが、「100%共にあり、完全に一致している」安倍政治のモリ・カケ問題も息苦しさはよく似ている。

「ポスト真実」は2016年、英国の欧州連合(EU)離脱の賛否を問う国民投票や米大統領選におけるトラン…

この記事は有料記事です。

残り4813文字(全文5169文字)

サンデー毎日

サンデー毎日は毎日新聞出版から毎週火曜日に発行されている週刊誌。1922年に日本で初めての総合週刊誌として創刊されました。

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 総務省 携帯料金、大容量で東京が最高額 世界6都市比較
  2. 安室さんコンサート 療育手帳提示で入場できず 返金へ
  3. 仙台 交番で警官刺され死亡 襲撃の男、別の警官が射殺
  4. 仙台・警官刺殺 容疑の大学生に「礼儀正しい子なぜ」の声
  5. 大相撲秋場所 稀勢の里、逸ノ城に完敗

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです