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剣道の南米チリ代表チームの13人が5月25、27の両日、専修大学生田キャンパス(川崎市多摩区)を訪問し、同大の剣道部員と合同稽古(げいこ)や親善試合を行った。
一行は同月29〜31日、日本武道館(東京都千代田区)で開かれた「第16回剣道世界大会」に出場するため来日した。南米ではブラジルに次ぐ実力を持つ同チームを率いるのは、ヘッドコーチの日巻行信さん。日巻さんが同大OB(1967年法学部卒)であることから、来校が実現した。
25日の合同稽古には、同大の松下吉進監督(73年法学部卒)、顧問の石崎徹・経営学部教授ら指導陣と剣道部員約40人が参加。今年3月に完成したばかりの剣道場で、チリの剣士と腕を磨き合った。
親善試合では、日本に2年間の留学経験があり、五段の腕前を持つ大学生のトマス・ミランダさんが、チリ側唯一の勝ち星を挙げた。ミランダさんは「大会前に日巻先生の出身校で稽古できてうれしかったです」と笑顔を見せた。
JICA(国際協力機構)シニア海外ボランティアとしてサンティアゴで剣道を指導する日巻さんは「チリでは日本の文化やスポーツへの関心が高く、剣道も人気がある。代表チームには日本留学者もたくさんいて、みんな稽古熱心です」と話す。
同大剣道部員の中後真里奈さん(文学部2年)は「どの選手も礼儀正しく、剣道に真剣に向き合っている様子が伝わってきました」と、代表チームとの交流に刺激を受けていた。