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テキスタイル専攻学生の卒業・修了作品 東京・青山で一般公開

多重織りで作り上げた作品の前に立つ松尾美沙さん(左)と清家弘幸特任教授
伊藤蓮美さんが作製した透き通るような信州紬
山野草を鮮やかにプリントした坂本あこさん
顧真源さんの型染め作品(左)と、「女らしさ」の象徴としてピンクのフリルやギャザーを凝縮させた上村みなみさんのドレス

 東京造形大学でテキスタイルデザインを専攻する4年生と大学院修士課程2年生による「卒業・修了制作展2016」が3月14日まで、東京・青山のスパイラルガーデン(スパイラル1階)で開かれている。

     卒業・修了を前に、研究成果を一般公開する同展の今年度のテーマは「TEQUILA」。TEQUILAは「TEXTILE(布地)」を「TEQUILA(メキシコ産の蒸留酒)」にかけたており、「テキスタイルを学び、創造する我ら」が「テキーラのように人々の心を熱くする」という意味を込めている。

     作品を出展しているのは、学部生24人、大学院生6人。在学中に磨いた技術を駆使し、作品に各々の個性を込めている。「着るテキスタイル」と名付けられた松尾美沙さんの作品は、服の形に織り上げた布地。構造を緻密に設計し、コンピューターでプログラムを組んで3層、4層に積層した布を織り上げている。裁断や縫製の工程を経ることなく、織り上がった時点で既に服が完成しているが、一見すると何枚かの服を重ね着しているかのようだ。

     中国からの留学生、顧真源さんは小紋に代表される伝統的な型染めの復興を目指し、「現代の型染め」を製作した。フクロウやアリクイなどの動物をモチーフに「キモカワ」な柄で反物を染め、日傘に加工し展示している。

     このほかにも、蚕が吐き出したままの目視できないほど極細の絹糸で織り上げた信州紬(伊藤蓮美さん)や、解像度の大小を三角のパーツで表現した立体的なドレス(細谷佳永さん)など、力作が並ぶ。清家弘幸特任教授は「伝統的な手仕事と現代の技術を組み合わせた、構築的な作品が数多くそろいました。布と人との関わりを学生がどう捉えているかが、作品から伝わってきます」と話している。

     午前11時〜午後8時。無料。問い合わせはメール(tzu2016tequila@gmail.com)で。【上杉恵子】

    東京造形大

    公式HP:http://www.zokei.ac.jp/
    所在地:〒192-0992 東京都八王子市宇津貫町1556
    電 話:042-637-8111

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