連載

大学倶楽部・吉備国際大

公式HP:http://kiui.jp/ 所在地:〒716-8508 岡山県高梁市伊賀町8 電 話:086-231-3600

連載一覧

大学倶楽部・吉備国際大

野球部の羽野真哉監督 「守り重視、全国大会で1勝を」

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
福岡県福津市出身。吉備国際大硬式野球部の部員数は96人(3月5日現在)。今年の中国六大学野球春季リーグは4月2日に開幕する。県内では4月2、3日と5月14、15日に試合があり、いずれも倉敷市のマスカットスタジアムで。 拡大
福岡県福津市出身。吉備国際大硬式野球部の部員数は96人(3月5日現在)。今年の中国六大学野球春季リーグは4月2日に開幕する。県内では4月2、3日と5月14、15日に試合があり、いずれも倉敷市のマスカットスタジアムで。

 吉備国際大硬式野球部の監督として守備力重視の野球をチームに浸透させ、2013年の中国六大学野球春季リーグでチームを初優勝に導いた。強豪チームとの実戦を積み重ねてさらに采配に磨きをかけ、全国大会での勝利を目標に掲げる。

 広陵高(広島市)出身で、内野手として02年に春夏連続で甲子園に出場。犠打などの小技や堅実な守備で活躍した。吉備国際大に進学後、リーダーシップを買われて2年時から主将を務めたが、目立った成績は残せなかった。低迷するチーム事情などから卒業してすぐの08年に一時監督が不在に。チームから打診があり、「恩返しを」と23歳の若さで監督に就任した。

 「強い相手を知らなければ成長できない」と就任後は練習試合の質の向上に取り組んだ。練習の合間に社会人チームにあいさつ回りをしたり、全国の大学の監督が集まる会議でも積極的に名刺を配ったり。強豪チームとの練習試合では大敗し、相手監督から「二度と試合をしない」と突き放されたこともあった。それでも「勝つために何が必要か、チーム内で共有できた」と振り返る。

 守備練習に重点を置き、失点を最小限に抑える野球を徹底。13年の中国六大学野球春季リーグで創部24年目にして初優勝した。しかし、東京ドーム(東京都)であった全国大会では初戦で力負けし、得点力の強化にも乗り出した。打者に初球から甘い球を逃さないよう徹底させ、好機には代打にも犠打を命じる。

 3月12日の社会人・大学対抗野球大会で社会人のシティライト岡山と6−6の互角に渡り合い、手応えをつかんだ。「チーム内での競争を活発にして、全国での1勝をつかみ取りたい」と闘志を燃やす。【原田悠自】

あわせて読みたい

この記事の特集・連載

この記事の筆者

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月