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大学倶楽部・神田外語大

目指せ東京五輪! 7外大の学生368人が参加し通訳ボランティア育成セミナー

「通訳・翻訳技法」の講座で、体の部位や痛みなどの症状に関する表現を教える講師
7大学368人の学生が一堂に会し、スポーツを取り巻く社会状況について学んだ

 神田外語大学をはじめとする全国の7外国語大学からなる全国外大連合が9月6〜9日、同大で「通訳ボランティア育成セミナー」を開催した。2018年の韓国・平昌冬季五輪・パラリンピックや19年に日本で開かれるラグビー・ワールドカップ(W杯)、20年の東京五輪・パラリンピックなどに向けて、7大学の学生368人が一堂に会し、能力アップを目指した。

     7大学は同大のほか、関西外国語大学、京都外国語大学、神戸市外国語大学、東京外国語大学、長崎外国語大学、名古屋外国語大学。同セミナーの開催は3回目で、今回から英語だけでなく中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語の通訳・翻訳講座も開講。受講者は前回の約2倍に膨れ上がった。また、毎回各界から講師を招き、スポーツ文化や観光に関する知識やコミュニケーション力、異文化理解力に関する講義も実施している。

     開会式には、同連合が協定を締結している平昌冬季五輪・パラリンピック組織委員会のキム・キホン副事務総長と、ラグビーW杯2019組織委員会の徳増浩司・事務総長特別補佐アジアラグビー会長も出席した。キム氏は「国際的な視点や感覚を持った皆さんが平昌冬季五輪・パラリンピックに通訳ボランティアとして参加することで、日本と韓国の関係がより良くなることを祈っている」、徳増氏も「ラグビーW杯では約6000人のボランティアを募集する予定だ。大会の印象を決める大切な存在なので、ぜひ参加してほしい」と学生の活躍に期待を寄せた。

     初日は「スポーツ文化・教養講座」が開かれた。多様化するスポーツマーケティングについて早稲田大学スポーツ科学学術院の原田宗彦教授が講義し、競技大会や選手のスポンサーシップ、メディアの放送権、スポーツ用品のブランディング戦略など、スポーツを取り巻くビジネスについて解説した。

     続いて東京大学大学院情報学環の吉見俊哉教授が、1964年の東京五輪が日本の経済や技術の発展にもたらした効果や、後の社会に与えた影響について、講義を行った。テレビの普及や、高速道路や鉄道といったインフラ整備など、高度経済成長を後押しした前回の東京五輪に対し、2020年大会は日本にどのような影響を及ぼすのか、学生たちは真剣に考えている様子だった。

     通訳・翻訳講座は2日目から開講し、学生らは言語ごとに分かれて、医療に関する通訳技法などの専門知識を身につけた。

     セミナーに参加した神田外語大4年の川嶋千尋さん(22)は、「スポーツを取り巻くさまざまな環境について、専門家から貴重な話を聞き、自分の中のスポーツの概念が大きく変わった。その知識を生かし、世界的な大会で、活躍したい」と決意を新たにしていた。

     セミナー参加者は「全国外大連合通訳ボランティア人材バンク」に登録し、事務局が紹介する各種スポーツ大会や国際イベントで、通訳ボランティアとして活躍することができる。現在、第1回(15年8月)、第2回(今年2月)に参加した計407人が登録している。

    神田外語大

    公式HP:http://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/
    所在地:〒261-0014 千葉市美浜区若葉1-4-1
    電 話:03-3258-5837

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