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大学倶楽部・順天堂大

ジュニア女子アスリートメディカル支援講習会を開催 医療従事者75人が参加

FATについて話す小笠原センター長
参加者同士が実際の症例を検討した演習
医師と公認スポーツ栄養士との連携について話す北出副センター長

 成長段階にあるジュニア女子アスリートを多角的に支援するため、順天堂大学女性スポーツ研究センターは2月2日、本郷・お茶の水キャンパスで「ジュニア女子アスリートメディカル支援講習会」を開催した。講習会はスポーツ庁委託事業の一環で、公認スポーツ栄養士、医師、看護師、理学療法士ら医療従事者75人が参加。ジュニア女子アスリートへのメディカル支援について、医療と栄養指導の両面から理解を深めた。

     競技力に関係なく運動する女子アスリートは、運動や発育・発達に使われるエネルギーが、食事から摂取するエネルギーを上回り、エネルギー不足を引き起こしやすい。その影響で視床下部性無月経や骨粗しょう症に陥り、さらに、将来的には疲労骨折へとつながるリスクがある。そのため、この三つの障害は「女性アスリートの三主徴(FAT)」と呼ばれて注意喚起されている。小笠原悦子センター長は「著しく成長するジュニア期は特にエネルギー不足に陥りやすい。FATに陥らないためにも、しっかりとエネルギー摂取を行うことが重要だ」と指摘する。国内でもFATの理解を深めた婦人科医は増加しているが、診断にあたって適切なスクリーニングと栄養指導を行える病院は非常に少ないのが現状となっている。

     当日は、ジュニア女子アスリートのサポートについて、医師と公認スポーツ栄養士がそれぞれの立場から講義したほか、実際の症例を検討する演習があって参加者が積極的に意見交換した。最後には参加者の交流の場も設けられた。参加した女性管理栄養士は「とても勉強になり、世界が広がった。ここで学んだ内容をジュニア女子アスリートのサポートに役立てたい」と話した。副センター長を務める産婦人科学講座の北出真理教授は「国内の公認スポーツ栄養士はまだ少なく、医師側が雇いたくても出会う機会がなかったり雇用予算が不十分なケースも多かったりするため、各施設に行き渡っているとは言い難い。今回をきっかけに医師と公認スポーツ栄養士の間に接点ができれば、国内のジュニア女子アスリート支援強化につながる可能性は高い」と期待を込めた。

    順天堂大

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