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大学倶楽部・神田外語大

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平昌冬季五輪 通訳ボランティアで参加した学生3人の報告会開催

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活動報告をする本郷さん 拡大
活動報告をする本郷さん

 神田外語大学は3月12日、同大で平昌(ピョンチャン)冬季五輪(2月9~25日)に言語サービスボランティアとして参加した学生の報告会を開催した。会場に詰めかけた学生ら約30人を前に3人が登壇し、成果や感想、課題などを発表した。

 同大を含む7外大で構成する全国外大連合と同五輪・パラリンピック組織委員会は、2016年に初めて外国語ボランティア支援に関する協定を締結。同連合は今年2月、選抜した約100人の学生を韓国に派遣した。大会直前の3日間、延世大学で五輪・パラリンピックの歴史や通訳ボランティアの役割研修を受講。開幕後に江陵(カンヌン)、平昌、旌善(チョンソン)の3会場に分かれ、観客に対して英語、韓国語、中国語で会場案内などをした。

 このうち、神田外語大学からは、アジア言語学科4年の長尾滉さん、英米語学科2年の本郷素直さんらが派遣された。江陵オーバルで観客席の案内をした長尾さんは「韓国語の学習や留学の成果を生かそうと応募した。韓国語を訳して日本人ボランティアとの橋渡し役になれたことがうれしかった。就職後もボランティア活動に参加していきたい」と意欲を見せた。また、平昌会場の普光(プグァン)フェニックスパークで観客誘導やチケット確認に従事した本郷さんは「韓国語は分からなかったが、英語のできる韓国人スタッフに助けられて誘導フレーズを学ぶことができた。国際交流もできて大きな収穫だった」と成果を披露した。

 韓国・ソウル出身で同大スポーツ通訳ボランティア推進室のパク・ジョンヨン室長は「グローバル人材育成として格好の場所であり、異文化や語学へのモチベーションが高まるなど得るものがあった。国内では都市ボランティアとしての能力も求められるため、地理や街の情報も学ぶことが課題となる」と総括した。

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