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大学倶楽部・桜美林大

野球部員の太田さんらが中米でスポーツイベントを企画 社会問題解決目指し

柳田一磨さん(左)と太田康治さん
2017年2月に現地で行った野球指導でコスタリカの子どもたちと記念撮影をする柳田さん
公開講演会で活動の様子を話す柳田さん(左)

 桜美林大学野球部の太田康治さん(リベラルアーツ学群4年)と、野球部OBの柳田一磨さん(鹿屋体育大学大学院・筑波大学大学院修士課程スポーツ国際開発学共同専攻2年)が、中米・コスタリカで今年8月、首都・サンホセ近郊の私立校2校を対象にバスケットボールとサッカーの学校対抗戦を企画、ホームアンドアウェー方式で開催する。

     柳田さんは2016、17年の2月に合わせて約2カ月、太田さんは今年2月に約1カ月、野球部員として「JICA・大学連携ボランティア事業」に参加し、コスタリカに派遣された。現地では、学校で子どもたちに野球指導などを行ったが、スポーツ・体育教育の普及の遅れや、道具・教員の不足などの現状を目の当たりにするとともに、青少年犯罪やHIV感染率が急速に増加していることなどを知った。

     「現地の学校や企業、団体が主体となって、コスタリカの体育・スポーツの普及を目指す方法はないだろうか」と模索した2人が考えついたのが、今回のイベントだ。2人は現地の企業などと交渉し、イベント当日に会場に企業ブースを設置して商品を販売するようにした。その上で、その売り上げを体育道具購入の資金や、体育教員の指導講習会に充てようと計画。また、国立献血バンクと協力して、来場者や生徒を対象に献血・HIV検査ブースを設置し、社会問題の解決にもつなげていくことを目指している。

     現地のスポンサー探しも自分たちで行った。コスタリカでプロサッカーリーグのボールを作っている会社に、慣れない英語とスペイン語でプレゼンテーションを行い、3回目で熱意が伝わり、この計画に協賛してもらえることになった。

     5月16日に学内で開かれた「世界人類平和共生デー」公開講演会で、柳田さんが「スポーツと国際開発」と題し、この計画に至るまでの経緯を話した。会場には、同大リベラルアーツ学群文化人類学専攻の学生や野球部やバレーボール部などの学生ら約40人が参加。意見交換も行われ、参加者から「有名なスポーツ選手を呼んで、集客率を上げる」「収益で買う道具を有意義に使う方法まで教える必要がある」「コスタリカの人が何を求めているかを探り、一方的な支援にならないようにする」などの意見が出た。柳田さんは「今後の参考にしたい」と話し、太田さんは「イベントを単発で終わらせるのではなく、継続的に行い、現地に根付く大会にすることが何より大切」と訴えた。

     2人は第2回目を11月に予定している。また、その後の継続的な開催を目指し、5月25日から約40日間、クラウドファンディング運営会社「READYFOR」が運営するクラウドファンディング「Readyfor」による支援募集を開始し、目標額として70万円を集めたいとしている。

    桜美林大

    公式HP:http://www.obirin.ac.jp/
    所在地:〒194-0294 東京都町田市常盤町3758
    電 話:042-797-1583

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