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大学倶楽部・杏林大

大学院の有安さんがボートの東京アスリート認定選手に 2020年パラ目指す

東京アスリート認定選手に選ばれた有安さん
大学院の実験でデータを取る有安さん

 杏林大学大学院医学研究科(統合生理学コース)の有安諒平さんが4月、パラリンピック・ボート競技の部で東京都が選ぶ東京アスリート認定選手となった。年内にある国際大会への代表派遣を競う選考会に向けて、練習に汗を流している。

     認定選手は、都内に在住・在学・在勤者で、五輪・パラリンピックをはじめとした国際大会を目指す競技者を支援する東京都の制度に基づいて決められる。選ばれた選手は、競技費用の補助、専属コーチによる指導などが受けられる。現時点で五輪・パラリンピック合わせて305人がいる。

     有安さんが目指すパラリンピック・ボート競技は、視覚障害者と肢体不自由者が一つの艇に乗る種目。2020年東京大会での日本の出場枠が決まる大事な国際選考大会は来年から始まる。有安さんはまずは、7月にある世界選手権選考会で代表に選抜されることを目標にしている。

     有安さんは病気のため中学3年で視覚障害と診断された。高校卒業後に友人に誘われ柔道を始めて10年間、競技に打ち込んできた。2016年に参加した「パラリンピック選手発掘プログラム」でその身体能力をかわれ、ボート競技に転向。今年1月に行われた2018全国マシンローイング大会LTA-V1で優勝を果たし、競技団体から推薦されて認定選手に選定された。

     ボート競技の一方で、2011~14年に小児療育病院などの臨床現場で働いていた経験を生かし、大学院では神経生理学の基礎研究に取り組んでいる。運動機能改善、視覚認知などの神経機構を解析するため、被験者による実験や論文を執筆。平日は学業と陸上トレーニング、週末は相模湖で練習に励む多忙な日々を送っている。

     有安さんは「東京パラにむけて個人練習やチーム練習を重ねています。障害と向き合うきっかけをくれたパラスポーツに対して、そして応援してくれる皆さんに対しても、よい報告をして恩返しができるよう頑張っています」と力強く話した。

    杏林大

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