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11月25日、東京・秩父宮ラグビー場などでリーグ戦4試合が行われ、東海大が28-21で大東文化大を破り、6勝1分けの勝ち点26で2季ぶり8度目の優勝を決めた。大東文化大は6勝1敗の勝ち点25で2位。勝ち点20で3位の流通経済大までの3チームが全国大学選手権に進む。
モールで決勝T
追い込まれた東海大が最後に信じたのは、自分たちの「強み」だった。終盤、木村監督が「時間をかけて取り組んできた」というモールにこだわり、相手防御を打ち破った。
同点で迎えた後半ロスタイム。ゴールまで5メートルでラインアウトを得た。モールを作ってじりじり押し込むと、最後はフッカーの加藤がゴールラインへ飛び込んだ。2年ぶりの優勝をもたらす劇的なトライに、加藤は「自分たちの形を貫き、攻め切れた」と胸を張った。
残り5分で追いつかれる苦しい展開だった。そのまま終われば、大東文化大の2連覇が決まる。相手の反則により敵陣深くに攻め込むと、磨いたモールを何度も組んで重圧をかけた。「急がず我慢すれば、絶対に得点できると思っていた」と加藤。意地と誇りを、最後のワンプレーに凝縮させた。【角田直哉】
▽リーグ戦
法政大 22 12-14 21 流通経済大
10-7
拓殖大 33 19-10 24 専修大
14-14
日本大 69 48-7 12 中央大
21-5
東海大 28 14-7 21 大東文化大
14-14
▽同最終順位
(1)東海大6勝1分け(2)大東文化大6勝1敗(3)流通経済大4勝1分け2敗(4)法政大4勝3敗(5)日本大3勝4敗(6)拓殖大2勝5敗(7)専修大2勝5敗(8)中央大7敗
(6、7位は当該チームの対戦成績による)