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<サイトワールド2016>ドットウオッチの機能を試す

写真=展示された「ドットウオッチ」の実機(写真手前)

 視覚障害者の総合イベント「第11回サイトワールド」が東京・錦糸町駅前の丸井錦糸町店内で1日、開幕した。初日に最も大きな注目を集めたのは韓国のベンチャー企業ドットインコーポレーションが出展した「ドットウオッチ」だ=写真。

     昨年開発され、全世界で話題を呼んだこの点字腕時計。文字盤には点字4文字分が浮き出る仕組みになっており、たとえば時刻の場合は通常数字の前に付ける数符を省いた形で「1302(午後1時2分)」などと表示される。

     だが、機能はそれだけではない。iPhoneなどのアップル端末やアンドロイドのスマートフォンからブルートゥース通信で、メールやフェイスブック、ツイッターなどのSNSの投稿を順次、点字表示させて読み取ることができる。いわば視覚障害者向けのスマートウオッチというわけだ。

     表示部の下側の平らな部分をタップするとアプリや機能が選べ、左半面をタップすると前の表示、右半面をタップすると次の画面を選択できる。そのほか本体右側面には中央にアップルウオッチのデジタルクラウンに相当する回転式のメニュー選択ボタンと、その上下に再生停止などの操作を実行する押しボタンがある。たとえばストップウオッチを選んで、上ボタンを押すとカウントダウンが始まり、リアルタイムに点字表示の数字が動いていく。

     現在は受信投稿と定型文の選択だけに対応するが、来月末発売の製品段階では文字入力にも対応させる予定という。また、ネックとなる日本語への対応だが、担当者の説明では来春には日本語点字にも対応するという。日本語版の価格は3万5000円程度の予定。

     同社ではこのほか、12文字を2列並べて計24文字を一度に表示できる点字ディスプレーを搭載したミニタブレットなどの開発も進めている。【岩下恭士】

    ◆動画:会場内での実機を使ったデモ